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ビアンカを追って_7

 控室を前にリョカは手を払う。誰ともわからぬ偽フローラを睨み、感情を抑えて尋ねた。
「君は一体誰なんですか? なぜこんなことを?」
「ん? あたしは旅芸人のビビアン。お見知りおきを、新夫様」
「ふざけないでください。なぜ他人のあなたがわざわざフローラを名乗って僕と結婚式をする必要があるんですか!?」

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グランバニア_15

 デボラが産気づいてから数時間、戦場とは違う慌しさが漂っていた。
 従者のフレッドは騒乱に巻き込まれたことで母体に影響がでていないか心配らしく、ぐるぐると応接間を回る。対し、ルカはそれほど気にしておらず、そのことで何度か小言を言われていた。

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水の試練 その4

 月の岩戸、大きな滝の向こうに見える分厚い門。
 シドレーが滝の脇をすり抜け、施錠を解く。リョカとアンディは折りたたみカヌーを抱えながら岩場伝いに行けるところまで目指す。背後で施錠を終えたシドレーが来るのを待って、カヌーでの進行に切り替えた。

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サラボナ 閑話

 サラボナの街、おしゃれなオープンカフェでのんびり椅子に座る一組のカップルがいた。
 青い短髪の青年はテーブルに背を向け足を組む。周囲の様子をちらりと眺めてはカップを口に運び、エスプレッソコーヒーの苦味に口を渋くさせる。

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「それは、お父様ったら早とちりですわ。リョカさんとは旅先で偶然出会っただけですの。私がお姉さまのお手伝いをしていたときに、偶然街で見かけましてね? ギルドからお荷物を届けるように言われていたみたいでしたので、知らない仲でもありませんし……。あ、昔お姉さまがお世話になったという意味ですわ。道案内をして差し上げたのです。ルラフェン? ええ、あのルラフェンの月というお菓子が有名なところですよね? そこがどうかしましたの? 私が? 嫌ですわお父様。お姉さまのお店はポートセルミにありましてよ? どうしてルラフェンまで? 女の足で魔物犇く道を行くなどと、このフローラに出来まして? うふふ、お父様ったら最近ナーバスになっておられますわよ?」

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小春十三

Author:小春十三
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