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……タイッ!?_33

イツワル

「そのまま、そう、まっすぐ。あ、腕に当たる……」
 目隠しをしていることになっている紀夫は綾の指示に従って芋虫のようにベッドの上をうねる。とはいえ、ある程度は見えている彼には、彼女の言う腕が太腿であることもしっかりばれている。
 綾は秘所への愛撫を望んでいる。そして、紀夫はそれをしたい。
 互いの利害、思惑が一致している以上、この奇妙なゲームが破綻をきたすことはない。それこそ外部からの茶々が入らない限り。
「ここ……だね?」
 鼻先に癖のある陰毛が刺さるのを合図に綾に聞きかえす。
「ん、そうだ。どうだ? 変な匂いする?」
「ん、えっと……あの……」
 目隠しをずらしてしまいたい衝動があるが、それだけはできない。というより、今それをしたら女性器を舐めるという下卑た好奇心が台無しになる。あくまでも脇の匂いを嗅ぐことが目的なのだから。
「わかんない。舐めちゃだめ?」
「ん、あ、えっと、まあ、少しなら……」
「そ、じゃ、するね……はむ」
 もう遠慮は要らないと、紀夫は身を乗り出し叢にダイブする。
「きゃぅん!」
「きゃうん?」
 秘所を舐られて黄色い悲鳴を上げるのは当然のこと。が、綾のようなクールな女子から漏れるのは意外だった。
「ん、いいだろ、別に……あたしだって女の子なんだし……、アソ……じゃない、脇にいきなりキスされたら変な声でちゃうっての……」
「そっか、ゴメン。もっと優しくするね……」
 毛先にそっと舌先を触れさせ、吸い込むように唇で挟む。少し引っ張り、ねじるように回したあと、徐々に巻き取っていく。
「ん、くう、あ、なんか変なの……」
「はむ、ん、ほう? ま、我慢ひてよ……」
 あむあむと咀嚼するようにしたあと、徐々に……、
「あ、まって、やっぱヤバイかも……」
 凶行ならぬ淫行を止めたのは綾のか細い声。といってもそれは新たな燃料投下に過ぎず、紀夫は気にせずに舌先で湿り気を醸す場所を探り始める。
「あ、あぁ……! ん、だめ……」
 陰毛ではない柔らかな触感、ヌメリ気のある肌。タオル越しでもわかる。
 ――綾のオマンコ……だ。
 割れ目に沿って舌を走らせると両足がバタバタと動く。仕方なくそれを脇に従え、もう一度かぶりつくように大きく口を開けて彼女の陰唇に重ねる。
「あ、やだ、そこ、だめ、久しぶりすぎる……つか、あたし……」
 錯乱する彼女は彼に脇を舐めさせているといういい訳も忘れ、両手で頭を押しのけようとしだす。
「なんで嫌がるの? これは検査みたいなもんでしょ。安心してよ。俺を信用して……」
 閉じた割れ目を舌でなぞると次第に広がりを見せ、奥からとろりと蜜がこぼれだす。
 ――これが愛液……。
 生理現象が生み出す体液など微妙な塩分とぬるりとした不快な手触りだけ。なのに愛欲という不確かな言葉で修飾することで虹色に変化する。
「綾の汗、美味しい……じゅずずず……、すごく、んごく、癖になる……」
 ムッチリとした太腿に指を食い込ませ、背中を蹴る足にもめげず綾の恥ずかしい場所を責め立てる紀夫。
「ばかあ……やだってば……、ずるい……」
「綾の匂いは男をかき立てるんだって……、悪いのは綾だよ……」
「……っていうか、お前見えてるだろ?」
 頭を拒む手がオデコを引掻き、そのままタオルをずらす。
「あ、あ……あはは……」
 目を合わせるのが怖い。彼女が言い出したこととはいえ、そもそも何時人が来るのかわからない現状において愛撫をするなど常識の範疇外。
「変態……」
 トロンとした目で見下ろす綾に怒りは見えない。代わりに戸惑いと期待の入り乱れる感情を眉と頬で表現しようとしていた。
「だって、綾のここ……ちゅぅ……美味しいから」
 甘えるように彼女の秘部に口付け、蜜を音を立てて吸う。
「変態……」
 見つめあいの敗者は綾。彼女は目を逸らすと、そのまま身体を投げ出すように開き、壁にもたれかかる。
「綾、あや……」
 それを了解と取った紀夫は太腿から腕を解き、彼女の大切な場所をじっくり見ようと手を伸ばす。
 太腿の付け根に手を添えて引っ張る。割れ目がヌチャリと音を立てて開くと、汗や脇とは別の、鼻につく匂いがした。
 ――オシッコ? いや、なんか、お酒? 違う。もっとこう、すごい感じの……えっと、チーズ? かも……しれない……。
 発酵した乳製品のような匂いに近い。紀夫自身、チーズが嫌いでは無いから特に気にならないが、人によっては発酵食品全般が駄目ということもあり、もしかしたらそれが全ての原因なのかもしれないと一人納得できた。
「ふふふ……」
「な、なんだよ。やっぱり臭いか?」
「違うよ。ねえ、こんなこと聞いたらあれだけど、綾の元彼ってチーズ駄目な人?」
「? まあ、そうだなあ、確かチーズとか納豆駄目な奴だったし……」
「やっぱり……」
「なんだよ、一人で笑って感じ悪いなあ……」
「綾とその人はちょっぴり身体の相性が悪かったんだよ。綾が特別変じゃないの……」
「なんだそれ? なんか納得できないなあ……」
 重要な部分を省いた説明に綾は眉間に皺を寄せる。けれど「貴女の秘裂は発酵食品のような匂いがします」などといわれて納得するとも思えない。
「だから……さ、んちゅぷ、ぺろぺろ……んれろ……」
「あ、ごま、かす……なあ……」
 言葉の説明など最初から無理と踏んだ紀夫は実力行使に出る。
 既に破瓜を済ませた秘裂は指で開くと、デコボコとした複雑な地形で彼の指先を出迎える。
 左の中指にたっぷりと唾液をつけてからゆっくりと侵入させる。
「ん、くぅ……やあ、入ってくる……」
 今更抵抗も出来ず、かといって顔を合わせることも出来ない綾は枕とタオルケットを抱いて顔を隠す。その幼い様子のギャップを楽しみながら、紀夫はイタズラの手を急いだ。
 指の第二関節まで忍び込ませるも、まだ奥は広い。薬指を入れても余裕がある。
「綾のここ、すごいね。俺の指を二本とも咥えてる……」
「やだ、馬鹿、言うなよそんなこと!」
 乱暴な言葉遣いは照れ隠しなのか、それともはしたない身体の強がりか。
「綾はどうされると気持ちいい?」
「あたしは別に気持ちよくなりたいわけじゃなくて……」
「えっと、こう?」
 指を折り曲げて抉るようにさすること数回、綾は背筋を伸ばしたり丸めたり忙しく動き回る。
「ん! やだ、それは駄目、変になる……」
「綾の変なとこ見せてよ……」
「ばかばかばか、ダメダメダメ、こんなことしたら怒るよ。里美に言うよ? いいの?」
「俺は別に里美さんの彼氏じゃないよ……それに……」
 この状況に来て里美の名前が出るのはいささか不愉快になる。
「それに……」
 枕を奪い取り、彼女に覆いかぶさるように乗り上げる。
「二人きりのときに他の女の名前なんて出すなよ」
「馬鹿じゃない? カッコつけん……ん、んぅ……」
 紀夫は唇で綾を感じながら、理恵の憤りを理解する自分を「矛盾している」と哂った。

続き

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