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……タイッ!?_46

相性

 最初、美奈子が覆い被さる格好で抱きついてきた。しかし、紀夫が彼女の胸をシャツ越しに掴んだとき、彼女は身を退いた。
「ん、やだ……」
「美奈子、逃げないで……」
 起き上がろうとする彼女の腕を取り、強引に引き寄せる。そして背中を撫でながら「リラックス、リラックス」と呟く。
「緊張……してるかな?」
「ええ、ガチガチです」
「そっか、でもそうだよね」
 意外に素直な彼女は初体験への緊張を隠すことなく、了承ともあきらめとも付かない様子で肩の力を抜く。
「ねえ、ちょっとまって?」
「はい?」
「布団ぐらい敷いてよ」
「あ、はい……」
 紀夫は仕方なく立ち上がると、押入れから年季の入った布団を取り出し、シーツを張る。
 その間美奈子は自分の身体を抱くようにして正座していた。
 ――緊張しまくり。しょうがないか、俺も似たようなもんだったし……。
 同級生に誘われるまま始まった初体験。緊張と興奮に我を忘れたのは苦く心地よい思い出。
「先輩、寝てください」
 行為の有無、経験値は自分が上でそれは相手も知るところ。リードするのは自分の役目と彼女を促す。
「う、うん」
 ただのシーツでしかないそれをまじまじと見つめ、しわを見つけては伸ばす美奈子。たかが横になる程度に十数秒かける。
「こうでいい?」
 方膝を立てて大切な部分を隠す。腕は顔を覆い、表情を見せまいと抵抗を示すが、唇を噛む仕草がどことなくいじらしい。
「はい、それじゃ、いきますよ……」
 紀夫は彼女の下半身のほうへと歩み寄ると、地味なハーフパンツに手をかけ膝半分まで下ろす。ショーツも一緒に脱がすべきかと悩むも、腕の隙間から視線が合い、それもできない。
「はむ……ちゅ……」
 水色のショーツ、リボンの下に走る筋に鼻の頭を近づけて「くんくん」と匂いをかぐ。
 石鹸の匂いのみ。
「いい匂い」
「やめてよ、恥ずかしい」
 本当は練習後の彼女本来の匂いを嗅いでみたかった。そしてそれに恥らう彼女を見たかった。
「ちゅ……」
「あっ!」
 割れ目に軽くキス。
 唾液の無い、乾いたキスなのに奥からジュンと溢れるものがあった。
「先輩、濡れやすいんですね……」
「そんなこと、知らないよ……」
 照れ隠しではなく本当に分からないという様子の美奈子。彼女は上半身を少し持ち上げ、紀夫の行為を興味深そうに見つめている。
「あ、あのさ、それでさ、えと、濡れたほうがいいのかな?」
「はい、濡れてるほうがエッチだと思います」
「そうじゃなくて、痛く……ないかな?」
「痛い? ああ、そっか、先輩処女……」
「あたし、痛いのはそんなに得意じゃないからさ……」
 美奈子は恥らいよりも幼い感情で行為を怖れている。とはいえ、紀夫は処女を相手にしたこともなく、いわゆる破瓜というものの扱いが分からなかった。
「大丈夫。すぐによくなります」
 根拠の無い言葉は彼女に不安を与えない為。虚勢を張るぐらいしか思いつかないのだ。
「うん。お願い……」
 彼女が首を横にもたげたあと、紀夫はショーツを下ろした。
 薄い陰毛は切りそろえられているのか短く、割れ目をそれほど守る風でもない。
 大陰唇はやや小さく、股を少しでも開こうとすると小陰唇がねちゃと糸を引きながら開き、膣口を見せた。
「美奈子の……綺麗……」
 包皮に隠れたクリトリスはまだ勃起しておらず、まだ男を知らないらしい秘裂は指を二本程度で限界という大きさ。
 未成熟の一言に尽きる彼女の性器に、紀夫の口内では唾が溢れた。
「先輩、キスしませんか?」
「え? いいけど……」
 ちょっとしたイタズラ心を抑えきれず、紀夫はいそいそと彼女の隣に寝転がり、唇を近づけ、そして……。
「ん、ちゅ、ちゅるじゅるちゅるる……ずず、ンごく……ごく……」
「あむ、ん……ん、じゅうぅぅうう……ちゅ、んごく……んはぁ……んちゅ……」
 美奈子のせいで溢れたものを彼女に返してあげたい。そんなつもりのキスなのに、紀夫の口内にはすえた匂いのするものが溢れてくる。
 それはけして嫌では無い、ある種、求めていたもの。
「はむ、んちゅ……、あぁはぁ……、先輩、すごい……」
「君こそ……飲んじゃった……」
 美奈子も自分と同じくらいに興奮していた事実と、彼女の溢れ、零れんばかりの唾液に触れ、飲みこみ、結果は……、
「美奈子……俺、もう……」
 返事も聞かずに彼女の下半身に回りこむと、膝裏に腕を回し、噛み付くように彼女のヴァギナに唇を押し付けると、そのまま一気に舌を穴の奥へと押し込む。
「や、わぁ! 何? なんか入ってくる。これって、あ、今動いた。君の、オチンチン?」
 体内に侵入する遺物に怯えた美奈子は上半身を起こして行為の現場を見る。
 そこでは紀夫が餌を与えられた空腹の犬のように首を上下にしているだけで、そのつど下半身に強い刺激が生まれてくる。
「あ、んぅ、何これ……わかんない、もしかして、君、舐めてる? あたしのあそこ……舐めちゃってる?」
 上半身を支える二本の腕と腹筋は快楽に蝕まれ、利き腕の肘が折れた瞬間、どさっと布団の上に落ちる。
「ああ、いたた……あん! 気持ちいい……、けど、痛い……」
「んはぁ、ちゅ……はぅ、んはぁ。美奈子、痛かったの?」
「んーん、頭ぶつけちゃって……でも、あんまりしないで……なんか気持ちよすぎておかしくなりそう……」
 年下の犬の頭をなでたあと、シーツと一緒にあったタオルケットを抱きしめる美奈子。声を布に押し付けながら「ふぅひぃ」と喘ぐ。
「美奈子、俺もなんだか……わかんないんだけど、いつもより、すごく、感じちゃって……、しながらなのに……」
 寝巻き代わりのジャージを脱ぎ、酷いシミのあるトランクスを見せる。
「え? え? どうして? 漏らしたとか?」
 べっとりと濡れたトランクスは膨らみのあたりから糸を垂らしている。
「その、いつもはこんなに濡れないんだけど、どうしてか……美奈子としてると……」
 その間も股間がむず痒くなり、力むとさらに糸が伸びてしまう。
「変だな……」
「そうなんだ……」
 トランクスを自分で下ろす紀夫。美奈子はそれを見逃すまいとタオルケットを捨ててまじまじと見つめる。
 そそり立つ亀頭、陰茎はぬらぬらとした液を纏い、何もしていないのにビクビクと震えていた。
「君の、大きいの?」
 上半身を起こす美奈子。
「分かりませんよ。小さいんじゃないですか?」
 腰を下ろす紀夫。
「そっか、安心した」
 キスができるくらいの距離で笑う美奈子。
「それって傷つくな」
 美奈子の腰に手を回し、抱き寄せる紀夫。
「でも、痛いの嫌いだし」
 自分から少し腰を浮かして彼のものを局部で感じる美奈子。
「大きいほうが気持ちいいかもしれませんよ?」
 亀頭が別の体液に触れ、一際大きくふれる彼の逸物。
「いや、君ぐらいのほうがいい」
 彼のものに思い切って触れる美奈子は一度手を離す。
「……そういってもらえると……」
 彼女の腰が退けたのにも関わらず、紀夫は逃がさずに腰を前に滑らせる。
「ん……!? んぅ!」
「あ、あぁ……あぁああ……っ!」
 ずぶぷぷ……と音を立てて美奈子の膣を抉る紀夫の陰茎。
「い、痛い……! かも……」
 しかし美奈子は逃げるどころか彼に両手両足でしがみ付き、肩口にキスをするだけ。
「痛いの? 大丈夫?」
「大丈夫……じゃない……かも……」
「それじゃあ一度……」
 腰を離そうとするも彼女の抱擁は解けそうに無い。若干動く隙間も前にだけ。果たしてこれよりさきに進んでよいのか、入れておきながら悩む紀夫。それというのも彼女が痛いのを嫌がることと、肝心なときに決断できない性格のせい。
「ねえ、あのさ、君ってあたし以外の処女の子とセックスしたことある?」
「えっと、無いです」
「無いの? ならなんでさっき大丈夫って言ったのよ」
 正直な紀夫の一言に驚いた様子の美奈子。彼女は彼の胡坐に乗るように蠢き、痛そうに「ん、うぅ」と唸る。そのたびに膣内で彼を締め付けるそれが形を変え、特に亀頭の辺りを柔らかく、ねちっこく刺激してくる。
「だって……、安心させたいし」
 ――気持ちいい。先輩の中、すごく……。
「ん……、ダメだよ。ちゃんと言わないとさ……」
「ごめんなさい」
 オデコをコツンと叩く美奈子は痛みなのか表情が歪んでいるものの怒っているほどでもない。ただ、紀夫は下半身に疼く快楽でそれどころではない。
 ――すごい、すごいや、美奈子先輩のなか、俺の、気持ちいいとこ、全部あたってる……。
 コレまでにない経験といってもたかが四人程度。とはいえこの先セックスにおいて、これ以上の快楽が無いのではないかと思えるほど上手に彼を締め付ける美奈子。
 ――処女だからかな? それとも……。
「でもさ、変なの……」
「ナニガです?」
「処女なのに気持ちいいって変だよね?」
「え?」
「あのさ、ちょっぴりだけ痛いよ? けど、なんか、君の、丁度いいっていうか、すごく……いいところにあたってさ……」
「え、あ、はい……」
「ん? あ、今ビクンって……すごい、なんか大きくなったよ……?」
 尿道を走るカウパー腺液がどろりと彼女の中に出る。
 彼女も自分を感じている。その事実が彼をさらに性へと溺れさせる。
「あ、ゴム……」
 腰を突き出すの紀夫に声を上擦らせながら囁く美奈子。
「今更しろっていうんですか?」
 ティーシャツに顔を埋めながら唾液のシミを広げる紀夫。
「だって、中に出されたら……」
 紀夫の脳内で膣内射精という言葉が甘く囁かれる。
「最後のあたりまで美奈子と生で触れ合いたいな……」
「そんな言い方……ん、でもいっか、あたし今日安全日っぽいし、でもちゃんと外に出してよ?」
「うん。美奈子……」
 白い喉に噛み付く紀夫に美奈子は甘い悲鳴を漏らす。それに発破された紀夫はさらに腰の動きを早め、強引に、乱暴にねじ込むように回転をつけて突き上げる。
「やぁあん、すごい、すご……い、いぃ……いっひ……ひぃ……んわぁ……わぁ……あ、あ、あ、やん!」
 後に倒れそうになる彼女を抱き寄せ、唇を貪る二人。
「はむ、んちゅ、んちゅちゅ……ちゅるる……」
「じゅ、うぷ、んちゅ……はう……んぅうううう!」
 しばしキスの夢中の二人は呼吸も忘れて唾液を啜りあうが、興奮のせいか息切れもはやく、別れを惜しむように唇を離す。
「あ、キス……もっと……もっとお……」
 何かに取り付かれた様子で彼の唇を求めだす美奈子だが、紀夫は意地悪く笑ったあと、美奈子の腰に手を回し……、
「なんか、きちゃうかも……すごい、すご……あ、やだ、怖い……たすけ……あ、ん……く、くぅ……」
 何度も何度も乱暴に突き上げる。
 美奈子は手をぎゅっと握り締め、下唇を噛むも身体の奥から出る声に耐え切れず、身体を波打たせながら快楽を享受する。
「あ、だめ、それ以上は……あ、あ、あぁ! んく……っ……はぁ……あぁ……んが!」
 がくりと身体を倒す美奈子はそのまま布団に後頭部をぶつけ、下半身発の快楽と頭部発の痛みに喘ぐ。
「だ、大丈夫ですか? 先輩……」
「だい……じょ……ぶ……じゃ……ない……かも……気持ちよすぎて……あたし、も、だめ……」
 美奈子はそれだけ言うとすっかり放心してしまったらしく、身体を投げ出して寝息のような息を立て始める。
「先輩……」
 身体を離した紀夫の先っぽからはまだ透明なままの液がドクリ零れ、彼女の露出した太腿を冷たく汚していた。

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