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……タイッ!?_紛れ話_01

 愛されタイッ!?

 不満

 最近いらいらする。

 何故って?
 そりゃそうでしょ。
 せっかく気持ちが通じ合ったはずなのに、それはズボンみたいなもんなんだもの?
 ズボンみたいって?

 あのね、私が好きな人、私を好きな人、

 実はその人、別に好きな人がいるの。

 そして……、

 ――ん、いいよ、コータ、そのまま来て!
 ――だってりっちゃん! ゴム……つけて……ん、あぁ、もう、僕、でちゃう……よ。
 ――大丈夫なの! 今日安全日だし! それにママのピル盗んだし! だから! あ! すごい! 大きい! コータのオチンチン、大きく……おっきくなって……里奈の……、あそこ、オマンコ、すごく、いじめて……愛してくれる……よ……。

 今、私は友達の家、彼の女の部屋の真下にいる。
 彼女は彼とするとき、無用心にも鍵を掛けない。
 だから簡単に入れる。

 時折自分がストーカーなのかと思えてくる……?

 いや、もうそうなんだ。
 多分ずっと前から……。

 ――きゃっ! あ、あぁ、里奈のあそこ、も……ダメ……ダメ、とろけちゃうの……。コータのオチンチン、シキューをちゅっちゅしちゃうから、もう、ダメ……なの……。
 ――里奈ぁ……、僕、もう……気持ちよくて……。
 ――んぅ、熱いの……。出てきて、そのまま……二人、解けちゃおう……。
 ――うん、僕、りっちゃんと一つになって……しまい……たい……。

 二階から聞こえてくるのは私の恋人とその恋人の愛し合う声。
 そして振動。

 しょうがない。

 だって今日は彼女の日だし。

 私は感情をあまり表に出さない。
 だけど、内心は玉虫色。
 そのせいかしら? 生理不順だ。

 それとも生理不順のせいで気持ちが不安定?

 なんにせよ、彼と睦み合う時間が回ってこない。

 たった二人のローテーションなのに。

 ――ねえ、里奈とのエッチ気持ちいいでしょ?
 ――うん。すごく……。
 ――里奈ね、コータのこと好きだよ。愛してるよ。
 ――僕も、大好き……、愛してるもん。
 ――ねぇ、コータ、里奈と由香、どっちが好き?
 ――それは……えと……。

 とにかく不満……。

 私は胸が締め付けられる前に、耳を塞いで彼女の家を去った。

***

 桐嶋幸太には二人の恋人がいる。
 一人は私、相沢由香。

 で、もう一人は倉沢里奈。
 月水金は彼女で、私は火木土。

 代わりばんこに彼を独占するルール。
 日替わりで恋人を代える彼氏。

 頭おかしいんじゃない?

 なのにやめられないのは、きっと私が……、

 まだ……。

***

「相沢、ちょっといいか?」
「はい? あ、なんですか? 井口先生」

 金曜日の放課後、部活に行く子や帰り道を急ぐ子がいる教室で、担任の井口勉がわざわざ呼び止めてくれる。
 私は例の理由で急いでいたが、それでも内申書のことを考えると足を止めざるをえなかった。

「あのさ……んー、ここだと言い難いことなんだけど、生徒指導室まで来てくれるか?」

 耳にかかる髪とオシャレ気の無い黒縁眼鏡。身長こそ高いものの弱気な態度がオーラとでもいうのか、妙に小さな存在に見せた。
 確か大学でて二、三年教員採用試験を滑った井口はニ十五、六。まだまだ若いけれど、それ以上になよなよしたというか、迫力がないのは多分彼が……。

 多分彼もそういうのを知っていると思う。
 だからかな、体育祭とか学園祭とかで妙に張り切ってみたりして若さというか存在感をアピールする。

 ま、大方滑ってるけどね。

「今日は予定でもあるのか? なんならまた今度でもいいんだけど……」
「……はい」

 正直やな予感しかしない。
 だってこいつ、独身でしかも……ね?

***

 生徒指導室は普通の教室を半分に区切った部屋で、常にカーテンが閉められ、窓もスモークガラスになっている。
 それならいっそ壁も防音にすればよいのにと思う。だってこの前体育の柏木の声、廊下までしっかり聞こえてたよ?

「まあ、楽にしてくれ……」
「はい」

 対面に座る彼はあまり私を見ない。対人恐怖症でももっているのかしら、妙に視線がそわそわと動くし……。

「なんの用ですか?」
「ああ、それなんだが……、すごく言い難い話でさ……その、もしかしたら先生の勘違いかもしれないしさ……その……」

 煮え切らない男は身近に一人いる。
 だからたくさんだ。

「先生、はっきりしてください!」

 相手が師であることも忘れてごきを荒げる私と、それに目を丸くする井口。
 多分昨日の公認浮気のせいだろう。っていうか、私もなんでそんなマゾいことしてるのかしらね? 行かなきゃいいのにさ……。

「あ、うむ。そうだな」

 井口は私に落ち着くようにジェスチャーすると「コホン」と咳払いをしてからまっすぐにこっちを見る。

「実は……」

 初めて見る先生の目。
 冷静を装う細目なのに、まるっこさが隠せない。
 なんか年下の男の子って感じ。

「桐嶋のことなんだが、まあ、相沢も仲が良いから聞くんだけどな。その、倉沢と……」

 低い声。でも聞き取れる。やっぱり教師だわ。でも、驚いた。結構渋い声で喋るんだ。
 文法喋ってるときなんて動画みたいに同じこと繰り返すだけなのにさ。

「その、言い難いんだけどさ、不純異性交遊というのかな……」

 一瞬さっと血の気が引いたと思ったら、一気に空焚きされたヤカンのようになる。

 すごく熱い。
 すごく喉が渇く。
 全然汗が出ない。
 全然悲しまない。

「そんなの、二人の問題じゃないんですか? それとも私に二人の恋愛関係を管理監督しろとでも?」
「はは、できればそうしてもらいたい……なんて言ったら問題だけどな」

 授業中でもいつでもそう。彼のこういう冗談なのか本気なのか分からない一言が困る。

「話はそれだけですか?」

「いや、古い話で悪いが、去年の学園祭のとき……」

「え!?」

 不覚だった。

 まさか見られていたなんて……。
 ていうか、いつ見てたの? なんでその時言わないの? こいつ、まさかそれをネタに私のこと脅迫する気?

 ……はぁ……。

 なんかね……。

 いいわ。それぐらい……。

「センセ……」

 できるだけしおらしく、できるだけ清楚な雰囲気を身にまとう私。
 椅子をゆっくり引き、立ち上がり、彼に向けるような眼差推定「二十六の童貞男」に向ける。

「相沢……」
「女子校にいると大変ですよね……」
「ああ、難しい年頃だしね……はは、皆が相沢みたいな子なら僕も苦労はな……い……」


 何言ってんだか……。

 私が隣に立つと井口は金魚みたいに口をパクパクさせて空気を求める。

 先生、私が幸太ちゃんにしてたこと見てたんでしょ? それとも教室でフェラチオする子のほうがいいの?

「そうじゃないでしょ?」

 ま、いいわ。

 してあげても……。

「先生、私、彼のこと真剣に愛してます。だから……お願いします。秘密にしてください……」

 すがりつくように彼の前に跪く。
 オッパイ無いから谷間見せるとか出来ないけど、女の子にすがりつかれてまともでいられるってゲイぐらいでしょ?

「先生……お願い……内緒にしてください……」

 膝に手を当てる。

「な、何かな? そんな……別に内緒にしておく……さ。さ、だから立って……僕が話したいのは……あ……あ、あぁ……」

 手が彼の内股を潜るに連れ、声が高くなる。

「うっ……」

 むわっとした男の臭い……っていうかオシッコの臭い? でも、ちょっと生臭いのかな? あ、そっかあの臭いか。

「先生、偉いですね」
「なにがだい?」
「毎日自分で処理してるんでしょ? 授業中に変な気持ちにならないように……」

 そのあと聞こえてきたのはチャックを下ろす音と、多分息を飲む音かな?
 だってしちゃうと興奮しちゃうし。

 相手が誰でもってわけじゃないと思うけどさ……。

 ジュル……にゅぷ……ちゅ……。
 はむ、あむ……ん、んぅ……はぁん……んもう、先生の大きくてフェラし難いよ……。
 あむちゅ……ん、それに……オシッコしたあと拭いてないの? ショッパイし、それに臭いよ……。
 んちゅ、ん~、あむちゅ……。カリ、さ、舐めると上向くんだ。上の口も下の口もさ。
 はむ、ちゅちゅちゅ……んちゅぅ~っ! はぁ……ん、もっとしてもいいの? だって、ビクビクいってるよ? 怖い? 怖いよね。だって生徒、教え子にされちゃうなんてさ……。
 はぁあん……んぅ……あぁん、なんでだろ……。ねぇ? センセ……。
 手でしてもいい? 顎疲れちゃうし……。
 じゅるじゅるじゅるじゅるじゅるじゅる……。
 ぬにゅちゅんちゅちゅんちゅう……ちゅちゅちゅ……。

 でもさ、最後は口で受けてめてあげますよ。

 だって……、

 男の人の味、嫌いじゃないし……。

「あ、あ、あ! あぁ……ダメだ……ごめん……」

 私が彼の女慣れしていない赤い可愛いモノにちゅっとキスしてあげると、すこし痛かったのかな? 泣き出しちゃった。

 嬉しそうにさ……。

「ん、んぅ……ん、ごく……はぅ……うぅん……んっ……うぅ……」

 どろっとしてて苦い。生ぬるくてさ、青臭くて、生臭くて、唾液に混ざって口のなかを満たす。

 飲み込むのは去年から何度かしてた。

 した後、体調によっては肌が荒れる。

 でもたまに艶っぽくなる。
 彼に愛し合った後も抱きしめられると特に。

「ん、ごくり……んごく、けほけほ……んふぅ……」

 変なの。なんか悪い気しない。

「あ、あぁ、すまない由香。今ティッシュを……ティッシュを……?」

 今私は彼を視界の端で捉えている。
 彼は精液を飲みこんだ私よりも酷くうろたえていた。

 私がケロリとしているのがそんなに不思議?

 普通よ。飲精くらいさ。

***

「失礼します」
「あ、ああ……あぁ……」

 後ろ手で生徒指導室の扉を閉めるとき、視線の端で一度だけ彼を見た。

 だらしなく胸元がよれたワイシャツ。ベルトのバックルが外れてる。
 なのに直さないの。

 彼、まだ夢心地なのかな?

続き

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