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……タイッ!?_紛れ話_03



 逃げた先に何があるの?
 向かう先は彼の家?
 今日は他の女を抱いているのに?
 ばっかじゃない!

 私は軟弱な気持ちを振り払い歩いた。
 それでも悔しを抑えられず、上を向いてもそれは頬を伝う。
 まだ日は高い。
 道を行く中学生は眉をしかめてこっちを見る。
 小学生は……どうだろ。
 しらないわ。だって滲んで見えないもの。

 部屋に戻って一番最初にしたのは、枕に顔を埋めて声を上げること。次に残りの涙をしみこませること。
 一体なにが悔しいのだろう。
 それがあやふやだ。
 でもくやしいのだ。

「うぅ……ひっく、ふえぇえん……」

 声をあげると少し気が紛れる。そして冷静さを取り戻せた気がする。

「だって、そんなこと……私だって……やだよ……」

 日替わりで愛を語る彼がイヤ。

「当たり前でしょ!」

 里奈と睦み合う彼がイヤ。

「なんで、私のこと好きって言ったくせに!」

 ソレを……、なんで……、どうして……、

「なんであんたなんかに分かるのよ! 言われなきゃいけないのよ! そんなの、私だって……」

 たかが一度フェラしてあげただけじゃない。一度抱きしめられて……キモチワルイ。
 なんであんな奴なんかに怯えるのよ……、しっかりしてよ、由香!

 でも……、なんか変な気分。

 男の人に抱きしめられたの、幸太ちゃん以外じゃ初めてだしさ……。

 いつの間にか枕を抱いている私は、制服が皺になるのも気にせずに目を閉じちゃった。

***

「あ……んっ!」
「うぅ……ゆ……か、ちゃん!」

 生理も終わってようやくの火曜日。
 私は学校が終わると同時に彼の自転車の後ろに乗せてもらって愛の巣へ……。
 彼がシャワーを浴びようとするのを制止してチャックをおろして即尺。
 臭いし汚いし、ショッパイけどさ……、分かってよ。久しぶりなんだから……。

「ん、ちゅぷ、ねろれろ……ん、はむ、んちゅ……ちゅっ! はぁ……んぅ……」

 すっかり剥けちゃった可愛げの無いオチンチンは私の舌遣いにダラダラと涎を垂らす。
 それを自分の唾と一緒にごくりと飲み込むこと彼は嬉しそうに目を細める。
 胸が熱い。
 喉を通るねっとりとした彼のがたまらなく愛おしい。
 彼が私で感じてくれるのが嬉しい。
 だから、お願い……私をもっと好きになって。私を選んで。一人にしないでよ。
 変な奴から……守ってよ。

「ねぇ、そろそろ……いい?」
「もう、幸太ちゃんたら、そんなにエッチ好きなの?」

 私はソファに寝そべり、両腕をだらんとする。彼は照れたような笑いを浮かべた後、ぎらりとした視線で私を射抜く。
 本当はもっと甘酸っぱいヤリトリがしたい。なのに、里奈に調教された彼はセックスのことばっかり。
 でもま、いっか。
 さあ、幸太ちゃん、私を求めて……。

「由香……」
「ん……」

 覆い被さる彼は必ず私を呼び捨てにする。そして耳を舐めて、ふっと息を吹きかけてくるんだ。

 ゾクゾクする。

 これから始まる愛のひとときを思うと……。

「ねぇ、由香ちゃん……」
「なあに?」

 彼の手が下着にかかる。
 今日は特別な日だからお気に入りのシルクのショーツ。手触りがよくて、恥じらいのあるピンク。クロッチの部分があんまり水分を吸収してくれないから、彼の指先はすぐに愛液塗れ……。

「ここ……気持ちいいみたいだよ……」
「え? きゃ!」

 お尻に向っていた手が進路をさらに奥へと進み、普段消して触らせない部分へと向う。

「ちょ、な、幸太ちゃん……そんなのダメ……そこ、汚い……とこ……」
「由香ちゃんに汚いところなんてないよ。もしあったらきれいにしてあげる……」

 彼は制服のブラウスの第二ボタンを片手で器用に外し、薄紅色のブラのフロントホックに口付ける。

「幸太ちゃん?」

 最近彼はどんどんセックスの技を覚えていく。
 この前、二週間前には両足を持たれて乱暴にねじ込まれたり、横に寝かされたまま足を持ち上げられてぐりぐりいじめられた。
 私ははしたない声を上げて赦しを請い、そして慈悲を得た。

 多分……アイツのせい……。

「ね、由香ちゃんもためしてみよ? いいでしょ?」

 も

「ん……幸太ちゃんがしたいなら……怖いけど……いいよ?」

 ……って何よ……。

「由香ちゃん大好き」

 親指だと思う。指の腹でぐりぐりと弄ばれたあと、ずむむと侵入を開始してきた。

「ん? んぅ!」

 なにこれ! 痛い! 痛いってば! 気持ち悪い! なんか、アレが逆流してるみたいで……すごく……やだ!

「ねえ、ねえ……」

 耳元で囁く彼と脂汗をかく私。
 でもここで彼を拒否してはダメだ。

 だって、もし拒否したら愛されないもの!

「幸太ちゃん、気持ち……いいよ……」
「そう? 嬉しいな……」

 満足そうな彼の顔を見れば痛みなんて……。
 そうよ。処女を捧げた夜だって……。

 右手に薄っすらと残る傷痕。

 休み明けに病院に行ったら「傷が残るかも……」と言われたっけ。
 今も残っちゃってる。
 私の悲しみ。

「ねぇ、由香ちゃん、脚、持って……」

 お尻を弄っていた彼が私の両足を持ち上げ、持つように仕向ける。

 大事なところはショーツが隠してくれてる。だけど、ずらされて違う穴を攻められる。
 ホントは痛いし、それに……涙が出るくらい恥ずかしい……。

「由香ちゃんのお尻……可愛い。触るとヒクヒクする」
「イジワル……」
「えっとね……、レろ……」
「ひぅ!」

 舐められた。

 私の活躍筋は突然のことに引きつったようにしまり、身体全体が鈍くバウンドした。

「由香ちゃん?」
「や、止めて……」
「大丈夫だよ。慣れれば気持ちよくなれるから……」

 慣れるって……、あなた達、こんなこと慣れるまでしてるの?

「由香ちゃん……大好き……」

 耳が痺れる。
 彼の愛の囁きはズルイ。どうしても、どうしても逆らえない。

 貴方には惚れた弱みは無いの? どうして私ばっかり? そんな受け入れるのよ。

「由香ちゃん?」
「な……に?」
「ゴメンね。いきなりなんてやだよね。僕酷いことしちゃったよ」
「い、いいのよ。好きにして。私幸太ちゃんが喜ぶなら何でもするし……」
「んーん、僕、由香ちゃんが泣いてるの見るのやだから……」

 私泣いてた?

 目尻を掻くと確かに濡れていた。
 いつのまに? 最近涙脆くなってるとか?
 あー、かもしれない。だって、変なことばっかなんだもの。

「由香ちゃん、ゴメンネ……」

 彼は私を抱き起こすと赤子をあやすように抱きしめ、そして膝枕してくれた。
 このまま、もう少し……。
 目を閉じて……。


 幸せ感じちゃうな。こういう恋人同士のそういうの。
















 ため息が聞こえてくるまでは……。

続き

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