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跪かせタイッ!?_03

誘惑

 椅子を転げ落ちるようにして床に倒れた稔と、それに覆いかぶさる紅葉。
 突然の展開に目をきょろきょろと泳がせる彼の唇にそっと人差し指が当てられる。
「しー、誰かが来たら困るでしょ?」
「ん」

 言葉を出さずに頷くこと一回。

「今、ドア閉めてくるけど、いい子にしててくれる?」
「ん」

 またも頷く稔。
 そしてがらがらと扉の閉まる音と錠の落ちる音。

「いい子ね。ご褒美上げる」

 寝そべったままの彼の下半身に近づき、そしてふくらみつつある部分の頂点にキス。

「んぁ」

 ズボンとトランクス越しとはいえ、行為に感じてしまう。

「ふふ、あまえんぼさん。もうおっきくして、優ちゃんで何回抜いたのかしら?」
「そんなの、数えられません」
「……普通そういうときは知りませんって言うんじゃないの?」

 どこかお似合いな二人だろうと思いつつ、紅葉は彼の上を移動する。

「ね、おっぱい触らせてあげるね」

 右手を取り、胸元に導く。

「ど? 柔らかいでしょ」
「はい」
「うふふ、素直な子は大好物」
「先輩、俺、好きな子が居るんです。もう……」

 言葉とは裏腹に、想い人では絶対にたどり着けない感触を楽しもうと指がうごめく。

「それがいけないのよ。君の両思いな片思い、すごく、魅力的だもん」

 いったい何を言ってるのだろうか?
 首をかしげたところで、怪しい雰囲気に惑わされつつある心にそんな余裕も無い。

「ねえ、エッチしたくない?」
「俺は、好きな子、いるから」
「でもさ、考えてごらん? エッチってさ、いきなりじゃうまくいかないと思うよ」
「え?」
「だってさ、優ちゃん処女でしょ?」
「はい、絶対に!」
「ならさ、多分、痛いと思うよ」
「そうなんですか!」
「うん、私も痛かったし。んぅ、あ、あったぁ」

 ズボンのチャックを下ろし、トランクスに包まれたモノを取り出す紅葉。その手つきは慣れた様子であり、反抗する暇も無い。

「そう……なんだ」
「んで、君は童貞でしょ? そんな子が女の子の扱いかた、わかると思う? んちゅぅ……」

 そしてまた布越しにキス。じんわりと唾液がしみ、

「それは、わかりませんけど」
「でしょ? だからさ、ね、私と一緒にお勉強してぇ、それから優ちゃんに素敵な思いをさせてあげたほうがよくない?」

 十数年間培ってきた気持ちを挫こうとする。

「エッチってね、気持ちいいんだよ? 手で一人でさ、好きな子思いながらするよりね、相手の息遣い、表情、そういうのみながら、するの」

 普段見せている楽観的な表情が途端に淫靡に変わり、稔の胸中の塊を溶かしていく。

「それに、私、もしかして君のこと……好きかも知れないな」

 目を伏せて、それでも陰茎をニギニギする紅葉。

「……だめだ! やっぱだめだ! 絶対だめだ!」

 何を思ったのか突然叫びだす稔に紅葉は唖然として口を開く。

「な、どうしたの? 急に大声あげて……」

 起き上がる彼についで彼女も起き上がり、身を離す。

「だめだ。だめなんだ。好きだからって、そんな、急にされても、俺はまだ、優にそれすら言えてないんだ。だから、先輩、ごめんなさい」

 かぶりを振ったら今度はうつむく稔。急な展開と思わぬ淫行に混乱している風でもある。

「……あらら、傷つくなあ。ほんと君は優ちゃん一筋なのね」
「はい。だから、その、すみませんが……」
「やだ、ウソよ。ウソ。君は確かにおいしそうな子だけど、でもね。やっぱ趣味じゃないのよ。さっきのはおねーさんが悪かったわ。ふふふ。でも、ホントにいいの? あとでしたいって言ったら……させてあげるけどね」

 冗談なのか本気なのか? とにかく彼女がブラウスを着だしたのを見て、稔も乱れた服装を直すことにした。

*-*

「でも、やっぱり困るわね。というかさ、ほら、やっぱ大事になったら稔もこまるでしょ?」
「はあ、まあ」
「もう、いい? 君たちのしてることはまあ、百歩譲って若気にいたりかもしれないけど、でも部室が変な匂いしてたら誰か気づくわよ。みんなだって処女ってわけじゃないみたいだし、ほら、ああいうのって時間がたつと臭ってくるしね」

 服装を正した二人は視聴覚室で緊急ミーティング。議題は男子の部室使用について。

「そうねえ。そうだ。部室を別々にできないかな?」
「それは無理ですよ。生徒会は予算にうるさいし、第一部員だって少ないし」
「そこはさ、ほら、兼任してもらえばいいじゃない? 居ないかな? 都合のいい子」

 風のうわさだと一人男子が入ってきたらしいが、なぜか女子部のマネージャーに落ち着いており、今は誰かのケツを追いかけている。

「まあ、そうですね。片っ端から頭下げて回ります」
「うん。それじゃあ、そうね。私も一緒に回ってあげる?」
「え? あ、そうですね。うん、お願いします!」

 にこやかな彼女に対し、一瞬考えこむ稔。妙な先輩がどういう風の吹き回しかは知らないが、それでも良い撒き餌が手に入ったと思う稔だった。

続く

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