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僕らの関係 放課後の課外授業

放課後の課外授業
「や、やめてよー、りっちゃんも恵も酷いよ……」
 恵に背後から羽交い絞めにされ、さらに抱え上げられる幸太。足を必死にばたつかせるが、里奈の腕がそれを制す。
「にひひ、悪い子にはオシオキしちゃうぞー」
「コウ、あたし達に逆らおうなんて十年早いぞ。っていうか、今さらそんなに恥ずかしがるなよな。昔は一緒にお風呂入ったり、お泊りしたろ?」
「それはそうだけどさ……」
 幼稚園の頃は一緒にお風呂に入ったこともあり、四人の中で一人だけ付いていることをからかわれたりもしたが、それは第二次成長前の期間限定イベント。だんだん大人になりゆく部分を教室で見せるなどと、いかなる理由を差し引いても大問題だ。
「由香ちゃん……」
 情けないと思いつつも再び彼女に助けを求める幸太。幾分常識的な彼女なら、放課後の男女の性の課外授業に待ったを掛けてくれるはず。
「二人とも……やめなよ……」
 しかし、期待に反し、由香はかぼそい声でそう呟いたっきり、二人の行為を止めようとしない。それどころかだんだん前に歩み寄り、瞳を輝かせ始める。
「由香、これはあくまでも里奈のための授業なんだ。男に興味があるとか、そういうエッチな気持ちじゃないんだぞ?」
「そう? そっか……じゃあしょうがないね。幸太ちゃん、痛くならないと思うから、ちょっとの間我慢してね」
 そういって由香はいまだじたばたする彼の右足を抱きしめる。
「由香ちゃんまで……」
 唯一味方だと思っていた由香にまで裏切られた幸太は、せめて泣き出さないように奥歯を強く噛む。
「さーさ、コータのアソコ、みちゃおっと……どれどれ……」
 制服のズボン、チャックに里奈の手が触れる。ジジジと頼りない音を立てて引きずり降ろされ、最近特にいう事を聞かなくなったヤンチャ坊主が白い布越しに存在を主張する。
「ん……んー、コータのここ、オシッコの匂いするー」
「しょうがないでしょ、そういう場所なんだから」
「だって、漫画とかだと、もっといい匂いがするみたいだよ? コータの匂いがするーみたいにさ」
「そんなの漫画の読みすぎだよ」
「でも幸太ちゃん、不潔にしてるともしものときに困るから、オシッコした後も拭いておいたほうがいいよ」
「由香、もしものときってどんなときだよ?」
「それは、だって、そうじゃない……もう、幸太ちゃんが悪いんだからね」
 顔を真っ赤にする由香はあげあしをとったハズの恵ではなく幸太を責め始める。
「さてさて、それじゃあブリーフをずらしてみましょうか……」
 楽しそうに言う様子は講義を受けるというより、新しいおもちゃを弄るのに近い。それでも、里奈は直に弄るのに抵抗があるらしく、人差し指と親指だけで摘むようにブリーフの重なっている部分を捲る。
「あ……んぅ、だ……ダメだよ。お願いだから許してよ……もういいでしょ、恥ずかしくて死んじゃうよ」
「ふふ、それ女の子の台詞だぞ? それに、大人になったらしてもらいたくたってしてもらえないんだぞ? 今のうちに楽しまなくてどうする?」
 恵は涼しげにいうが、女子三名に陰茎を弄られた経験など本人にしてみればトラウマになりかねない。
「にっひひー、あと少し……わぁっと!」
「きゃっ!」
 ブリーフが引きずり降ろされると、浅黒い棒のようなものが勢い良く飛び出し、眼前に現れた見慣れぬモノに、里奈と由香が同時に声を上げる。
「へー、まだ……か」
 何がまだなのか幸太にはわからなかったが、性器を露出させられたことで、彼の身体は一瞬で沸騰するぐらいに熱を生み出す。
「もう、やめてよ……」
 しかし、声はか細くなり、まるで季節はずれの蚊がふらついているよう。
「幸太ちゃんの……、おっきくなってる」
 感慨深そうにため息を吐く由香。久しぶりに見る幼馴染の性器は子供の頃に見たものと、形状こそ似通っているものの、大きさと色が違った。
 前に見たときは確か親指大くらいで、色も肌色に近かった。しかし、目の前で誇るように天井を向くそれは、バナナくらいの大きさと曲がり方、そして浅黒かった。
「変な匂い、汗? オシッコ? あ、なんか出てきた、コータ、オシッコしたかったの?」
 包皮に隠れた鈴口から透明な粘液が滲み始める。
「多分、それ、我慢汁ってやつだな。てかコウ、勃起してるし、もしかして感じてる?」
「そんなこと無いよ」
 強がる幸太だが、背中に押し付けられる胸と、陰茎間近にある愛らしい顔、それに年頃の女子の放つあまずっぱい香りに煽られ、情欲をそそられている。
「まあいいや。でな、里奈、精通っていうのは、男が精子を作れるようになったことの証拠なんだ。普通は夢の中でエッチなことするとなるみたいだけど、コウ、誰が相手だった?」
 間違った夢精の知識を披露する恵だが、里奈はふんふんと頷き、由香もそれを訂正しようとしない。
「相手って、夢精じゃそんなことにならないよ。夢だって僕が選ぶわけじゃないんだし」
「幸太ちゃんも、エッチできるんだ……」
「でな、里奈もアレ終わったろ?」
「アレって?」
「アレだよ、アレ。ほら、前にコウにトマトたくさん使ったピザを作ってもらったろ? あれだよ」
「ああ、アレか……えへへ、アレね」
「アレって何?」
「アレはアレだよ。コータのエッチー」
 今度は幸太が頭を捻る。
 ピザというと思い当たるのは中学の頃の話。
 突然恵から連絡があって、もち米を買いに走らされ、里奈の家に届けるように言われた。しかし、彼女の家に着いたら今度は「お赤飯よりピザがいいー」と駄々をこねられる。
 何のことだかわからない幸太だったが、何かのお祝いだと察し、トマトとチーズ、ひき肉をふんだんに使ったピザを披露した。
 その後に恵から坦々面を作るように命じられたり、由香がお赤飯をくれたこともあった。
 もちろん、男女の性差を知らない幸太はそれを理解することは無かったが。
「いいか、男と女がそういう事を経験すると、大人になったことになるんだ」
「じゃあコータも大人だね」
 にっこり笑う里奈に思わず微笑み返してしまう。こういう一つ一つのことの積み重ねで今の力関係に陥ってしまったのだと幸太は気付いていない。
「でもさ、本当にコータ、大人になったの? 里奈達はそういうの来るけど、コータはあるのかな?」
「えっと、たまに出さないといけないみたいだけど、んー、そうだなあ……、コウ、ほんとに出たのか?」
 再び話題が精通に戻り、幸太は方をすくめたくなる。
「いいじゃない、そんなの……」
「ねえ、たまに出すって何を? 出せるんなら、出してみてよ。コータの大人になった証」
「りっちゃん、あんまり変なこといわないでよ……」
 ただでさえ恥ずかしいというのに、さらにその上を行く要求をしてくる里奈。幸太の瞳にはだんだん涙が溢れてくる。
「出せるかな……んー、あたしも見たこと無いし、詳しいやり方は知らないし」
「えー、先生、知らないのー。里奈、見たいー!」
 ダダをこね始める里奈に恵も困り顔。そもそも彼女が講義などと言い出したわけだが、聞きかじった程度の男子の生理現象では射精に導くという発想が無い。
「見世物じゃないってば……」
 里奈と恵がどうしたものかと首をかしげていると、由香がおずおずと手を上げる。
「マンガだとさ、男の人のオチ○チン、上下にするんだよね」
「そうなのユカリン? じゃあさ、ちょっとやってみようよ」
「う、うん……」
「ちょっと、由香ちゃん!」
 必死に叫ぶ幸太だが、耳まで真っ赤になった由香は熱病にでも浮かされたのか、ふらふらと彼の前に跪くと、いきり立つモノをしっかりと握る。
「ふわぁ!」
「あ、ゴメン痛かった?」
「痛くないけど、由香ちゃん、お願いやめて……僕、恥ずかしいよ」
 哀願するも由香はやめるつもりが無いらしく、そのまま上下に扱き始める。
「そう、良かった。ね、幸太ちゃん、痛くなったら言ってね。やめるから……」
「うわ、はぁ……ん、はぁ……」
 幸太の身体から力が抜けるのを感じ恵はようやく腕を放す。それでも彼が逃げないようにと、手を握る。里奈もそれに倣い、もう片方の手を握る。
 前を出した男子の手を握る二人と、真ん中でそそ理立つものを握るという異様な光景。
 幸太は次第に夢なのではないかと思い始めていた。
 ――このままじゃいっちゃうよ。しかも由香ちゃんりっちゃん恵に見られながら……。ダメだよ、すごい恥ずかしいし、こんなことしたら嫌われちゃうよ……。
 身体の芯から全身に広がり始める淡い快感に打ち勝とうと、幸太は二人の手をぎゅっと握る。
「ん、痛いよコータ。どうしたの?」
「ん、ゴメン。だけど、由香ちゃんが……」
「私がどうしたの? やっぱり痛い?」
「違うよ。けど、もうダメ……、お願いもうヤメテ!」
 甲高い悲鳴を上げて、幸太は腰を退く。エビぞりになる彼が逃げ出そうとしたのだと解釈した恵はそれを捕まえようと、ズボンを掴む。するとバランスを崩した幸太はそのまま尻餅をついてしまう。
「痛いよ恵……」
「だって、コウが逃げようとするから……」
「違うよ。ねえお願い、見ないで……、こんなの見られたら恥ずかしくて僕……あ、あ、ああ!」
 由香の手淫が速度を増すと、幸太はぎゅっと目を瞑り、天井に舌を突き出し、身体を戦慄かせる。
「だ、だめぇ……」
 次の瞬間、捲れかけた包皮から顔を出す赤い部分の割れ目、鈴口から勢い良く白い液が飛び出る。
「キャッ!」
 由香は放物線を描くそれをかわしながらも、手を動かすことをやめない。
「うわ、すごい、初めて見る……これが射精……コウの射精」
「わー、たくさん出てるよー。コータのオチ○チンビクビク震えてる……これって大丈夫なの? 痛くない? 身体に悪いことじゃないよね?」
「うん。たしか、気持ちいいはずだけど……」
 射精が納まり始めるとそれに応じて里奈と恵の手を握る力が弱まり、しばらく荒い息をしていた幸太だが、それも徐々に整い始める。
「幸太ちゃん、痛くなかった?」
 由香の問いかけに幸太は無言で頷く。ただし「すん」という鼻汁を啜る音が混じる。
「気持ち、良かったのか?」
 恵が言うと、やはり無言で頷く。そして続く鼻汁の音。
 幸太は顔を伏せたまま前をしまい、膝を抱く恰好になる。
「幸太ちゃん、拭かないでいいの?」
 由香はハンカチを取り出し、彼に差し出す。しかし、受け取る気配は無い。
「ひっく……いい、んぐ……ざわらないで……」
 嗚咽交じりの拒絶に由香はその手を戻す。
 ひと時の興奮が射精によって殺がれ、いつの間にかいたたまれない空気が漂い始める。周囲には鼻を突く青臭い匂い。そして、すすり泣く幼馴染の姿。
「ま、まあなんだ、その……コウも気持ちよかったんだし、それに大人になってたってことだろう? 良かったじゃないか!」
「そ、そだねー。コータも大人―、エッチなことしてもいんだねー」
 明るく振舞うも虚しさが増すだけ。今までもイジメが行き過ぎて幸太を泣かせてしまう事はあったが、常に慰め役を努める由香がいた。いつもなら由香が二人を咎めて仲直りというパターンなのだが、今回はいつの間にか由香が主犯格になっていた。
「じゃ、じゃあさ、あたし部活あるから……それじゃね……」
「え、あ、ケイチンズルーイ! ……んでも、里奈も行かないと。ってなわけだから、ユカリン、後お願いねー!」
「ズルイ、二人とも……!」
 そそくさと教室を後にする里奈と恵。追いすがりたくもあるが、泣き崩れる幸太を置き去りに出来ない。面倒なことは由香に押し付ける。もっとも今回は彼女の責任が大きいわけだが……。
「……由香ちゃんも行っていいよ」
「でも……」
 今の彼に何を言えばよいのだろうか。焦る気持ちがあるものの、与えた傷も大きさもわからない彼女にはどうすることもできそうにない。
「……いいよ、行ってよ……皆どっか行けよ! 一人にしてよ!」
 激情に駆られた幸太の言葉に促され、由香も立ち上がる。今は彼の言う通り一人にしてあげるべきと、自分自身都合よく逃げようとするのを認めつつ、由香も教室を出る。
 その後も彼のすすり泣く声が聞こえていたが、由香は足早に立ち去るほかになかった。

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