結合部から滴る赤い粘着質の汁。
量は多くない。
最初だけくぐもった悲鳴があり、そのとき少し落ちた程度。
……んっ、んっ、んっ、んっ……
前後する男子のリズムに合わせて腰を動かす女子。
……くぅっ、くっ、くぁ、くぅ……
顔を歪ませながら、白い肌に指を食い込ませながら、
……にゅちゅ、ずっぱぁ、ぐっちゅ、ぐちゅ……くちゅ……ちゅ……
無意識のうちに背伸びをしてしまい、女子は便器に片足を上げて男子に応じている。
……じゃらじゃらじゃらじゃら……
男子の求めが激しくなると、女子の首にある貝殻のネックレスが安っぽい音を立てる。
……ん、あん、やだぁ、やめないでぇ……
……なら、それ、はずせよ。気付かれるって……
……おねがぁいぃ、これはずしたくないのぉ……
……なら、せめて音しないようにして……
男子のもっともな要求に女子はネックレスを右手の中にまとめる。
……んっ、んぅっ! はうぅぅ……ん! ん! ん! あぁん! やん! やっ……やっやっやっやっ……あぁぁぁん!! ……
貝殻の音よりも大きくなる声に男子は何も言わない。
……はぁはぁはぁっ! あぁ、あぁ……、あぁ! あっ! いい、いいよ! ……
それどころか積極的に声を出し、さらに腰のスピードを速める。
「ん、んぁ、んっ、やぁん! あぁん! あんあんあんあんあんあんあんあん! あ、あ、あ、あぁ……あっ! あぁ! あぁ……! あぁ……」
堪えきれなくなった女子は口を押さえることをやめ、右手をぎゅっと握り締める。
貝の凹凸が痛い。
それが良かった。
少しでも冷静になれる。
そうでないと愉しめない。
快楽の波の差は激しく、一番高まったときに絶頂を迎えたい。
背筋がきゅっとなる。
とげとげの貝が親指の腹をじくりと刺す。
まだ我慢できる。
お尻の穴をちょんちょんとされ、膣がきゅっと締まる。男根が密着してしまい、しかも無理に動かれるせいで必要以上になぶられてしまう。
「ふっ、くぅ……ぅん……あ゛ぁ……ん」
肩から力が抜け、手すりを放してしまいそうになる。
ふんばろうと力むと、また貝が痛みをくれる。
だから、まだ我慢できる。
「いいよ、すごく……、俺、もうすこし、感じたい。もっとしたい!」
さらに快楽の波が強まってくる。
視界がぶれ、唾液がとめどなく床にこぼれる。
きっと下半身もぐちょぐちょだろう。
膣内部での収縮は密着しているおかげでよくわかる。
彼のは膨張するたびにあの粘っこい透明な汁を出す。
あれは臭くてお世辞にも美味しいといえないのに、なぜか後を引く。
だから、苦いものも飲めた。
「まだ……わたし、まだ……まだだよ……あ、だめ!」
絶頂を間近にした男子は彼女に覆いかぶさるようにしたあと、いきなりブリッヂでもするように上半身をそらせ、代わりに下半身を突き出し、リーチの長い両手で彼女の両肩をひっぱり……、
「あ、あぁぁぁぁんんんんんぅぅぅぅぅぅぅ……ッッツ!!」
「くぅぅうううううううぅぅぅぅぅ……っ! うぅ……」
周囲などお構いなしに大声を張り上げる二人。
緊張しきった身体ははじけるぐらいに張り詰め、外れるぐらいに開かれた顎は訪れた何かにわなわなと震え、ぎっちり瞑っているはずの両目から涙がぽろぽろとこぼれ始める。
握り締めていたものががちゃり、プチッと嫌な音をたてる。
「あ、あぁ……いった……いっちゃった……」
「お、おれ、も……」
がくりと崩れ落ちる二人。先に倒れた女から男のが抜け、緑色の膜の先っぽに白い濁り汁がたまっている。
それは二度三度、頭を上げてはお辞儀をし、まだまだしぼむ気配を見せない。
「はぁ……はぁ……」
絞られたような圧迫感と得もいえぬ開放感。続く未体験の快楽にしばし呼吸がおかしくなる。
弛緩する身体はいうことを聞かず、男の体重を背中に感じているせいで身動きひとつ取れない。
そして……、
ばらばらばら……
「あ……、ちぎれちゃった……」
自分を励ましてくれた貝殻のネックレスは、強く握り締めすぎたせいで糸が切れたらしく、床に散らばってしまう。
「……」
不意に冷静になった加奈子は涼にどいてもらうと身支度を整え、トイレを出る。
続く
量は多くない。
最初だけくぐもった悲鳴があり、そのとき少し落ちた程度。
……んっ、んっ、んっ、んっ……
前後する男子のリズムに合わせて腰を動かす女子。
……くぅっ、くっ、くぁ、くぅ……
顔を歪ませながら、白い肌に指を食い込ませながら、
……にゅちゅ、ずっぱぁ、ぐっちゅ、ぐちゅ……くちゅ……ちゅ……
無意識のうちに背伸びをしてしまい、女子は便器に片足を上げて男子に応じている。
……じゃらじゃらじゃらじゃら……
男子の求めが激しくなると、女子の首にある貝殻のネックレスが安っぽい音を立てる。
……ん、あん、やだぁ、やめないでぇ……
……なら、それ、はずせよ。気付かれるって……
……おねがぁいぃ、これはずしたくないのぉ……
……なら、せめて音しないようにして……
男子のもっともな要求に女子はネックレスを右手の中にまとめる。
……んっ、んぅっ! はうぅぅ……ん! ん! ん! あぁん! やん! やっ……やっやっやっやっ……あぁぁぁん!! ……
貝殻の音よりも大きくなる声に男子は何も言わない。
……はぁはぁはぁっ! あぁ、あぁ……、あぁ! あっ! いい、いいよ! ……
それどころか積極的に声を出し、さらに腰のスピードを速める。
「ん、んぁ、んっ、やぁん! あぁん! あんあんあんあんあんあんあんあん! あ、あ、あ、あぁ……あっ! あぁ! あぁ……! あぁ……」
堪えきれなくなった女子は口を押さえることをやめ、右手をぎゅっと握り締める。
貝の凹凸が痛い。
それが良かった。
少しでも冷静になれる。
そうでないと愉しめない。
快楽の波の差は激しく、一番高まったときに絶頂を迎えたい。
背筋がきゅっとなる。
とげとげの貝が親指の腹をじくりと刺す。
まだ我慢できる。
お尻の穴をちょんちょんとされ、膣がきゅっと締まる。男根が密着してしまい、しかも無理に動かれるせいで必要以上になぶられてしまう。
「ふっ、くぅ……ぅん……あ゛ぁ……ん」
肩から力が抜け、手すりを放してしまいそうになる。
ふんばろうと力むと、また貝が痛みをくれる。
だから、まだ我慢できる。
「いいよ、すごく……、俺、もうすこし、感じたい。もっとしたい!」
さらに快楽の波が強まってくる。
視界がぶれ、唾液がとめどなく床にこぼれる。
きっと下半身もぐちょぐちょだろう。
膣内部での収縮は密着しているおかげでよくわかる。
彼のは膨張するたびにあの粘っこい透明な汁を出す。
あれは臭くてお世辞にも美味しいといえないのに、なぜか後を引く。
だから、苦いものも飲めた。
「まだ……わたし、まだ……まだだよ……あ、だめ!」
絶頂を間近にした男子は彼女に覆いかぶさるようにしたあと、いきなりブリッヂでもするように上半身をそらせ、代わりに下半身を突き出し、リーチの長い両手で彼女の両肩をひっぱり……、
「あ、あぁぁぁぁんんんんんぅぅぅぅぅぅぅ……ッッツ!!」
「くぅぅうううううううぅぅぅぅぅ……っ! うぅ……」
周囲などお構いなしに大声を張り上げる二人。
緊張しきった身体ははじけるぐらいに張り詰め、外れるぐらいに開かれた顎は訪れた何かにわなわなと震え、ぎっちり瞑っているはずの両目から涙がぽろぽろとこぼれ始める。
握り締めていたものががちゃり、プチッと嫌な音をたてる。
「あ、あぁ……いった……いっちゃった……」
「お、おれ、も……」
がくりと崩れ落ちる二人。先に倒れた女から男のが抜け、緑色の膜の先っぽに白い濁り汁がたまっている。
それは二度三度、頭を上げてはお辞儀をし、まだまだしぼむ気配を見せない。
「はぁ……はぁ……」
絞られたような圧迫感と得もいえぬ開放感。続く未体験の快楽にしばし呼吸がおかしくなる。
弛緩する身体はいうことを聞かず、男の体重を背中に感じているせいで身動きひとつ取れない。
そして……、
ばらばらばら……
「あ……、ちぎれちゃった……」
自分を励ましてくれた貝殻のネックレスは、強く握り締めすぎたせいで糸が切れたらしく、床に散らばってしまう。
「……」
不意に冷静になった加奈子は涼にどいてもらうと身支度を整え、トイレを出る。
続く