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おはよう、けどおやすみ_03

「いいの、ほら、最初の体育祭でさ……」
「そうだ、思い出した! チョコレートくれたんだよな? 若葉からチョコ、嬉しかったな……? けど?」
「んとさ、そんで、中総体のときとかさ、一緒にバスケ部応援しにいったじゃない? そんで、確かクミちゃん、なんかコウ君に気があったっぽいよ? もったいないことした? ねぇ、そう思うでしょ?」
「苦かったんだよ。なんでか……、あと、食べたとき、妙にねっとりしてさ……、あれ、砂糖入ってなかったんだっけ?」
「うぅ……人がせっかくごまかそうとしてるのにぃ……」
「やっぱり……」
「だってさぁ、初めてだったしぃ」
「アレは酷かったよ。だから全部俺が処理しといた」
「そっか。しょうがないよね。食べられたモンじゃなかったみたいだし……」
「俺の胃の中に」
「うぅ……ばかぁ……」
「なんだよ、ちゃんと食べたんだぞ? バカって言われるいわれはないっつの」
「だってそんなの食べたらおなかこわしちゃうじゃん。やっぱりバカだもん」
「だって、捨てられないじゃん。若葉がせっかくつくってくれたのにさ……」
「そうだけど……」
「そうなんだ……」
「だって、せっかくつくったんだもん。食べるのがとうぜんじゃない?」
「結構いい性格してよな、若葉も」
「もう、いいじゃない、昔のことなんだし」
「なら、俺のスカート捲りもいいか? 昔のことなんだし」
「それはだめ」
「なんでだよ? ずるいって」
「だって、だめなんだもん」
「ったく……」
「んでもさ、コウ君、すごいよね」
「なんで?」
「だって、桜蘭に合格したじゃない」
「それって遠まわしに自分のことをほめてるの?」
「そうじゃなくてぇ……、コウ君、二年生まで全然だめだったじゃない」
「そりゃな。勉強するつもりなかったし」
「なのに、三年生になったらさ……」
「だって、若葉が桜蘭に行くって言ってたし」
「そう……なんだ」
「しょうがないからがんばった。そしたら受かった。なにもおかしいことないよ」
「若葉が行くから……がんばってくれたんだ……」
「ああ」
「ならさ、若葉と一緒に朝ご飯たべよ?」
「いいよ、夕飯までには……」
「んもう……それじゃまんま夕飯になっちゃうじゃん。もう……いい加減起きてよ……」
「やだ」
「なんで!」
「若葉ともう少しこうしてたい……」
「な……、だめだよ……コウ君……」
「なんで?」
「だって……若葉もコウ君も……」
「何?」
「そういう関係?」
「違うの?」
「だって、そういうのは、ちゃんと言ってくれないと……」
「なら……」
「こんないきなりじゃなくて……」
「どうしろっていうんだよ」
「ムードとかあるじゃない? 特別な関係になるなら……、特別な……」
「朝起こしに来てくれるって、特別な関係だと思うぞ? 十分にさ」
「けど……」
「なあ、若葉……」
「あ、やだ……ずる……んっ……んぅ……」
「ふぅん……むぅ……ちゅ……」

 ……ちゅぱちゅうっ、ちゅ、ちゅ、ぴちゃ……じゅる……ちゅ……

 ……じゅる……ちゅずずぅ……んちゅ……ぱっちゅぱ……ちゅぅちゅっくちゅ……

 ……、

 ……、

続く

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