FC2ブログ

目次一覧はこちら

おはよう、けどおやすみ_05

「若葉、好きだよ」
「なにそれ、答えになってない……あぅ……くぅ、ずる……い、いぃ……」

 押し問答になる前に舌を使う。ゆっくり撫で回すようにして、たまに吸い付き、ちょっと噛んでみた。

「はぁ……、くぅん……、やぁ……だぁ……」

 初めての刺激に身悶える若葉。その小さな体躯をがっちり押さえ込み、煽る康平。
 たまに乳房に吸い付き、引っ張るようにしてみたり……、
 わき腹の辺りを身体と左手で押さえつけるようにしたあと、右手で彼女のおへその辺りをまさぐり、ちょんとくぼみをつつく。

「ふぅんっ! くっ、くぅ……、いやぁ……だめぇ……」

 えびぞりになりたい身体だが、物理的に阻止され、代わりに足をじたばたとさせるだけ。

「あぁん、もう許してよぉ、若葉、変なのぉ、身体がぁ、変なのぉ……」
「どこが変なんだ? 若葉の身体、すごく綺麗だと思うよ」

 少しの自由も許すまいと足を絡めていく。自由な右手でショーツを掴み、そこから一気に……。

「すぅ……、はぁ……、……ねぇ、コウ君。本当にしちゃうの?」
「若葉?」
「若葉ね、コウ君とならいいよ。けど、こんな風にドサクサにまぎれちゃうみたいな仕方なの?」
「若葉は……」
「だってね。若葉、ずっとコウ君のこと好きだったんだよ? じゃなかったら朝起こしに来てなんてあげないよね。それに、ご飯つくるのだって……チョコ上げるのだって……」
「若葉……誤解してるって……」
「してない! だって……若葉、今もコウ君に好きって言ったのに、コウ君、一度だって言ってくれた?」
「若葉……、いいか? お前は五年の頃からしか思ってないんだぞ?」
「五年の頃からって、もうすぐ七年じゃない」
「おれは……五歳の頃からずっと好きだったよ……、結婚式したときからずっと……」
「な、そんなの、子供の遊びじゃない」
「それならバレンタインだって小学生の遊びだろ? まったく、これだから両想いしかしたこと無い奴はのんきだよ……」
「若葉がいつ両想いしたの?」
「お前のチョコを俺が全部食べたときから、今のいままで……いーや、これからもきっとずっと……」

 ショーツに触れていた手が彼女の手に絡み、そして左手も絡むと、二人とも布団から顔を出し「ぷはぁ」と一言。

 気持ちが隠せない若葉は顔中真っ赤で、乱れた髪から見える耳も燃えるように赤く、熱かった。

「若葉……大好きだ……。愛してる。これからも一緒に……」
「うん。コウ君、大好き……」

 布団の中で半裸で抱き合う二人。
 それを見つめるのはカーテンの隙間から室内をのぞき見る太陽と小鳥たち。
 けれどお昼を回れば誰一人としてそれを邪魔するものもない。

 七年、もしくは十二年越しの春に暁をおぼえそうにない二人だった……。

Trackback

Trackback URL
http://13koharu.blog73.fc2.com/tb.php/306-d4d08228

Comment

Comment Form
公開設定

プロフィール

小春十三

Author:小春十三
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ

創作検索ぴあすねっとNAVI
dabundoumei
trt
オンライン小説/ネット小説検索・ランキング-HONなび  
リンク予定


二次元世界の調教師様のサイトです。



無料アクセス解析