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小春十三の短篇_2_3

「な、なにを?」
「静かに、今人が来たら困るのはおじ様ですよ?」

 そういって掲げる彼女の右手には、ピンクで可愛らしいウサギがにんじんを頬張るプリントされた三角の布が握られていた。

~~

「脅迫、する気かい?」

 便器に腰掛ける格好で、膝には栄子が腰かける。さながら自分は便座カバーと思いつつ、彼は流されぬようつとめて冷静に言う。

「まさか。おじ様はあたしのピンチを救ってくれたんですよ?」
「それは、君が未成年だと知らなかったから……」
「今年で十八です。立派な女ですよーだ」

 未成年といわれたことに腹を立てたのか、彼女はむっと唇を突き出し、抗議の声を上げる。

「だが、高校生がパチンコをしては……」
「んふふ、みんなしてますよ。それに、もっと楽しいことも……」

 栄子の手が男性の皺のある右手を掴むと、そのまま自身の胸元へと導く。

「そういうことは、君の大切な人と……」
「あたし、おじ様のこと気に入っちゃった。だって素敵なんだもん」

 娘ぐらいの年の子に素敵といわれるのは悪い気がしないが、腕章の黄色がそれを咎める。

「誘惑するつもりかい? だが、私のは……」

 しかし、肝心の男はふがいなく、彼女の柔らかな丘を揉みしだくも、一向に若さを取り戻す気配が無い。

「大丈夫……任せて……」

 栄子はポケットからお菓子のケースを取り出すと、その一粒を口に含み、じゃりじゃりと噛み砕き、くじゅると音を立てる。

「お・じ・さ・ま・の~みっせて~」

 休日もスーツ姿の男性は、ベルトも重厚な黒光りした上質の皮のもの。おそらく有名ブランドなのだろうか、横文字のロゴが見えた。
 栄子は逆の止め具にも関わらず、内ボタン、外ボタンらも器用に外し、トランクスを暴く。

「君、そんなこと……」
「栄子です。おじ様」

 首をナナメ三十度にかしげ、にっこりと微笑む彼女からは邪気が感じられない。

「栄子さん。君はまだ若いんだから、そんなことをするよりも、もっと他の大切なこと……」

 地域ボランティアである男性は青少年の健全育成をと嘯くも、喉をとおる塊のような唾液といっしょに、どろりとした気持ちを含む。

「これもお、大切ですう……」

 機能しない物を探り当てた彼女は、弱々しくしなだれたさおに触れ、しゅっしゅと扱く。

「バカを言っちゃいかん。いますぐやめるんだ。君はもっと自分を大切に……あっ!」

 彼女の唇が大きく開き、逸物の先端を咥えた瞬間、男性は大きく呻いた。
 フェラチオをされたのはこれが初めてではない。
 恋仲になった女性に何度か試してもらい、射精にまで導いてもらったことは両手の指を越える。ただ、それはあまり良いものでもなく、得られる快感も女に奉仕してもらえるという愉悦のみ。自分はサディストではないと自覚する彼は、あまりそれを愉しいものと思えなかった。

 しかし、年のころ十七の彼女の赤い唇に咥えられた瞬間、えもいわれぬ刺激を与えられた。

 亀頭がびりびりと刺激され、彼女の唾液が絡みつき、呼吸をされるたびに寒気に似た快感が沸き起こる。

 括約筋が緩くなるのを必死に我慢し、呻く声を抑えようと口を腕で隠す。

「どうれふか……あらひのふぇら……」
「すごい、これほどの……初めてだ……」
「えへへ、うれひい……れろ、んちゅ……はむ……」

 卑猥な水音を立てながら、彼女は口を開け、白い喉を見せながらサオに舌を這わせ、ちゅうちゅうと吸い付ける。
 たどたどしいハズの行為が何故こうまで刺激が強いのか、彼には分からなかった。

「一体どうして?」
「へへ、これです……」

 彼女の取り出したのは先ほどのお菓子のケース。まさかおかしなクスリだろうか?

続く

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