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僕らの関係 初体験

初体験

 財布から例のお守りを取り出す里奈。ただ、肝心の使い方がわからないらしく、包みを開けても眉を顰めるばかり。
「貸して、里奈、ゴムはね……えっと、こうやって使うの」
 空気が入らないようにしっかり亀頭に密着させ、根元まで転がすようにして伸ばす。使用は未遂だが、着用だけなら既に経験済み。こっそりと使い方を復習していた。
「すごーい。やっぱり幸太は大人だね」
 心底感心しているような里奈に、あえて訂正もしない。それとも今は他の女のことを考えたくないのだろうか?
「里奈、ちょっとだけ舐めて」
「うん、わかった……ん、はぅ、ちゅろ……」
 〇・〇三ミリ越しでは、赤い舌のザラリとした感触も楽しめない。それでも彼女が丹念にサオをなめ扱く姿を見ると、興奮を覚えてしまう。
「えへへ、これいちごの味するんだよ。幸太も舐める」
「僕はいいよ」
 ねっとりとした唾液がサオの隅々にまで絡んだ。あとは入れるだけ。
 どこか後ろ髪を引かれるものの、パイプ椅子に座りMの字に開脚する彼女の魅力と、焦らされた初体験への魅力には逆らえそうも無い。
「いい、しちゃうよ」
 亀頭を彼女の大切なものへとあてがう。
「うん。来て……あ、あぁ……あ!」
 幸太は里奈に腰を沈ませる。亀頭が三センチ彼女に埋まると、狭い肉襞が彼を包む。
「うぅ、きつい……」
 唾液と愛液の混ざる彼女の秘所は思ったよりも道のりが厳しい。むしろ拒んでいるのではないかと思えるほど、彼を締め付けてくるのだ。
「里奈、力、抜いて……」
「え、だって……やぁ……んくぅ」
 腰を滑らせるも、たいして進まない。何が行く手を阻むのか、経験の無い彼にはそれが分からない。
「里奈……いくよ、力抜いて、楽にして……」
 幸太は床を踏みしめ、精一杯腰を突き出す。狭まっていたはずの膣奥がゆっくりと開かれるのを感じる。
 サオの半分までが飲み込まれると、指のそれとも頬肉の滑らかな感触とも、舌のミライとも違う不思議な肌触りに出会う。
 ただし、産み落とされる快感はその比ではない。
「んくぅ……あ、ああぁ」
「ハッハッハッ……」
 彼女の呼吸に合わせ膣襞がうねる。身体の奥の体温は皮膚で伝わるそれよりもずっと熱い。それに煽られ、亀頭が痛いほど勃起し、貪欲にその刺激を受ける。そのため、動かずにでも達してしまいそうになる。
「や、待って、幸太! きゃ、あ、ダメ、イタ、ああん、や、裂けるう!」
 里奈の甲高い悲鳴に、恍惚の時を打ち破られる。
「え、里奈、どう……して?」
 自分はこんなに快楽を甘受しているというのに、何故とめるのか? しかし、彼女は苦悶の表情で呻いていた。
「里奈ね、すごく……イタイの……」
 里奈が喋り終わると、その目から涙が溢れ始める。見ると二人の結合部には薄っすらと血が滲んでいた。幸太もようやく処女膜の存在を思い出し、腰の動きを止める。
「幸太……どうしてだろうね……、エッチって痛いの?」
「わかんない。けど、僕はすごく気持ちいい」
 涙に濡れる彼女を前にして、快楽を貪る陰茎が恨めしい。
「ゴメンね、僕ばっかり……」
 泣かれたからだろうか、彼の分身は未だいきり立つものの、これ以上の行為が出来そうに無い。幸太は里奈をパイプ椅子に深く座らせると、ゆっくりと自身を抜く。
「えへへ、ウーソ、ウソだもん」
「里奈?」
 涙を手で拭う彼女はいつものイタズラをするときの笑顔で彼を見つめる。
「幸太が調子に乗るからからかっただけ。本当は私も気持ちいいよ」
「でも里奈……」
 今まで幾度となく騙されてきた彼だが、手で赤い目を擦る彼女の様子に、今回は騙される気になれない。
「ホントだよ。ウソじゃないよ。だから、幸太も勇気出して」
 揺らぐ気持ちがある。彼自身、納まりがつかないのも事実で、ウソとわかる甘言に乗ってしまいたくもある。しかし、一方で里奈の初体験を辛く苦い思い出にしたくない。かといって、彼女に恍惚を与える術も無し。
「幸太、何悩んでるの?」
 しなだれる幸太の陰茎を撫でながら、里奈は幸太を見る。
「だって、里奈、処女膜っていうのあるんでしょ? それってエッチすると破けるんでしょ? 血が出るでしょ、痛いんでしょ?」
「血がでるなんてちょっぴりだよ。それにお料理してたら手だって切るでしょ?」
「僕が傷つけていいの? 本当にいいの? 僕ばっかり気持ちよくなって……」
「違うよ。そうじゃないの」
「だって、だって……」
 なおも食い下がる幸太の頬を里奈の平手が打ち、パチンと小気味の良い音を立てる。
「聞きなさい、幸太!」
「は、はい」
 何時になく真剣な表情の里奈に、幸太は思わず畏まる。
「女の子の最初が痛いのはしょうがないの。大切っていうけど、本当は痛いのに臆病なの。だけど、だからこそ頼れる人と乗り越えたいもん」
「それが僕でいいの? 僕、いつも里奈や皆に……僕、頼りないよ?」
「あれはスキンシップなの。イジメテなんかないもん」
 にひひと笑う様子はいつもの彼女に、自分の中にある不安のようなものをぶっとばすべきと、幸太は唇を突き出してオデコとオデコをコツンとぶつける。
「もう、調子いいんだから」
「にひひ。里奈は元気な子だもん! ……んでもね、幸太は勘違いしてるよ。私も恵も由香、幸太に甘えてると思う。本当はすっごく幸太のこと、頼りにしてるんだよ」
 お弁当を催促する恵はともかく、由香が自分に甘えているというのがわからない。それに由香が自分に甘えているとは到底思えない。
「僕が頼られてる?」
「うふふ、幸太はまだ子供だね。そういうのわからないと、女の子に嫌われちゃうよ?」
「僕は里奈のことも好きだよ」
「それでいいよ。でも……には負けないもん」
 里奈は幸太の頭を抱きしめると、耳下で何かをそっと囁く。
「ん?」
 こそばゆさに鼻を鳴らす幸太。
「ん!」
 里奈は唇を突き出し、キスを求める。しかし、幸太が唇を差し出すと、鼻の先にちょんと口付けるだけ。
「え?」
 えくぼの出来る笑顔で幸太を笑う彼女の目には涙の筋だけが残る。
「あは!」
「もう!」
 笑い出したくなる気持ちを怒ったふりで誤魔化す幸太。
「うふふ……」
「里奈ったら……」
 結局は彼女にペースを握られる。可愛らしく、どこかとぼけた里奈はかなりしたたかなのかもしれない。そういえば昔からここぞという時のジャンケンでは、必ず彼女が勝利していた。
「ねえ、幸太、里奈、まだ痛いの。どうすればいい?」
「うんとね……舐めてあげる。痛いの痛いのとんでけーってさ」
 里奈は椅子に腰掛けなおすと、人差し指と中指で赤い血の滴る割れ目を開く。
 幸太は目を瞑り、自ら引き裂いた場所を償いと愛しさをもって舌でなぞる。
 ピチャピチャと音を立てて、舌先で小陰唇をなぞると、里奈は短く「ん、くぅ」と唸る。舌先には酸味と塩気、そして鉄の匂いがしたが、それ以上に耳を喜ばせる彼女の声に、幸太は興奮を募らせる。
「りっちゃんのここ……おいしいね」
「甘い?」
「んーん、ショッパイ」
「おさとう忘れちゃったから?」
「でもりっちゃんの味、大好きだから平気なの……」
 舌をねじ込み、退ける腰を手で押さえる。薄い割りに筋肉のある尻肉を揉むと、元気の良い弾力が帰ってくる。
「りっちゃんのお尻……、気持ち良い。グミみたいだよ」
「里奈は全身スイーツだから、どこを食べてもおいしいの」
「りっちゃんは僕のオヤツだね」
 おくから溢れ出るのは、赤いものから白っぽいものが混ざりだす。それが何なのかは彼には分からなかったが、ツンと鼻を刺す刺激臭に、幸太は舌先に痺れを覚えた。
 すると里奈は彼の頬に手をあて、ゆっくりと呟く。
「うふふ……ねえコータ。里奈、もっかいがんばるから、ね? お願い……わたしを食べて……」
 愛撫の最中にズンズンと鎌首を持ち上げていた陰茎が、彼女に挑むようにぴんと立つ。
「僕、りっちゃんのこと、全部食べちゃう。残してあげないんだから!」
 幸太は陰茎を再び割れ目にあてがい、ゆっくりと自身を押し付ける。
 亀頭がゆっくりと秘裂に飲み込まれていくと、それに押し出されるように、二人の口からと息が漏れる。
 熱く、間延びした呼吸。お互いの肌にかかると、その熱気が心情に欲情を訴えかけてくる。パイプ椅子がぎしりと揺れると、二人は一つになった。
「ん、くぅ……」
 ゆっくりと彼女の奥へと沈む幸太。背中に回された里奈の手は爪を立てるが、シャツですべる。それでも彼女は何度も繰り返し、短い悲鳴のような喘ぎ声を上げる。
「ん、イタ、や、ふぅ……」
 陰茎を弄る膣襞は彼女が痛みに震える度に蠢き、より彼を奥へと誘う。ようやく根元まで咥えられると、幸太の腰も止まる。
「ああ、あううう……」
 背筋に熱いものが走り、ぴんと伸びる。それは里奈も同じらしく、喘ぐ唇が突き出され、互いに唇を欲しているように見えた。
「んちゅ、はちゅう……」
 幸太は唇の引力に引き寄せられ、桜色の小さな唇に乱暴に自分のを押し付ける。
「はう……コータ、ンチュ……苦しいよ……」
「だって、もっとほしいもん……」
 唇の交歓でも足りない彼は、彼女を抱きしめ、そのままかかえあげる。
「……んぅ、りっちゃあん、僕、すごい気持いい。あそこ、絡んでくるよ……、いつもみたいにすごくイジワル」
 彼女の自重でさらに結合が強まり、揺れることに不安を感じた彼女は四肢をたくみに動かし、しがみ付く。
「イジワル……んく、しちゃうぞ~」
 左右に腰をくねらせ、彼の右曲がりな逸物を執拗に弄る。しかし、サオに浮き出た血管すら感じられるほど鋭敏になった彼女の膣襞は、彼女の腕力をそぐ。
「りっちゃん。離さないんだから」
「んあぁ……痛い……」
 傷口をなぞる行為に里奈は涙をこぼす。
「りっちゃん!」
 気の弱さを根底に持つ彼の優しさが前面にでると、せっかくの勇気がぐらついてしまう。
「ダメ、やめたら幸太のこと嫌いになるもん」
 眉間を寄せて必死な声を上げる里奈に、幸太は出来るだけ優しい表情を作って彼女を見つめ返す。
「やめるなんていってないよ。僕はきもちいいもん。里奈のこと離さないよーだ」
 見透かされそうな心を偽り、乱暴に腰を振る幸太。ゴム越しに感じる彼女の熱がくじけそうな心を奮い立たせた。
 お尻をぎゅっとつねるように掴み、ぱんぱんと音を立てて腰を打ちつける。彼女の双眸には涙が溢れだし、一瞬痛みによるものなのかと戸惑う。が……、
「あ、んふぅ! あ、来るかも、きちゃうかも……コータで、里奈……里奈……だから、お願い、もっとして」
 唇の端からだらしなく涎を垂らし、それは白い胸元へと垂れる。胸元があたると、それはねっとりとした糸を伸ばし、二人を結ぶ。
 幸太はそれを見つめながら、こくりと頷き、正面に向き直る。
「うん……わかった」
 お尻を抱えあげ、少し腰を退き、一気に突き立てる。
「ああん! 激しいよー!」
「くはあ! りっちゃあん! 僕、僕う!」
 結合部から愛液が垂れ、じゅぶぶと卑猥な音を立てる。幸太はブレーキの壊れたのか、それともサルのように腰を前後させ、彼女を突きたてる。
 里奈は振り落とされまいと必死にしがみ付き、彼の肩口に歯を立てる。
「ん、ふぅ、あはぁ、今の……痛い、けど……なんか変なの……身体が浮いちゃう……よ」
 里奈は交差していた足を替え、さらに刺激を求めようと、右足だけ下ろし、Y字バランスで立つ。不思議と里奈の中の様子もほぐれてきたように思え、あれほど窮屈だった締め付けも、いつのまにかグニャグニャの襞に変わっていた。
「ん、そう、そこ……あはぁ……なんか、りっちゃん……気持ちよくなってる……の?」
「うん……、コータのオチ○チン、里奈のアソコを苛めて……よくしてくる……よ」
「仕返しかもね……この前の」
「さっき見せたじゃない……、里奈の恥ずかしいとこお」
「仕返し……常に三倍だもん」
「じゃ、じゃあさ……あと二回もしてくれるの?」
「んふふ、どうしようかな……」
 あと二回も抱ける。いや、もっと抱きたい。際限なく、限りなく、彼女の体を楽しみたい。
 引き抜いては乱暴に突き上げる。その度に彼女は苦しそうに呻くが、その表情は眉も目尻もだらしなく垂れ下がり、唇の端から唾液が零れだす。
「や、やあ、痛いのにぃ……なんか変なの……」
 里奈は昼間男子の視線を一身に浴びたその足で彼の腰を絡めとる。パイプ椅子は不安定で腰が打ちつけられる度にがたがたと音を立てる。
「なんかね、もうね、里奈ね……ダメなの……だからね……こうたあ……先、イッチャウかも……」
「待ってよ里奈……、僕も一緒に……」
 下唇を噛み、目をきゅっと瞑る。しゃっくりのように息を飲むと、里奈はワイシャツの胸元をねじるように掴む。すると、彼女の膣内部が大きく波打ち、奥から熱いものが溢れてくる。
「あ、イク、里奈、イクかも……、あ、ダメ来ちゃう!」
「里奈、僕も……」
 急ぎ足で絶頂を目指す幸太だが、里奈は短い呼吸を繰り返し、焦点の定まらぬ視線を彼に向ける。
「ん、ゴメン……、里奈、コータのこと追いてっちゃった」
 力なく笑う彼女の膣内部の締め付けはどんどん緩くなる。
「ずるい……りっちゃん、待ってくれてもいいのに」
「だからあ……ゴメンって言ってるでしょ? んふぅ、はぁ……あ、里奈のぉ、身体ぁ、使っていいの、コータだけぇ、特別だもん! それでぇ許して? ね?」
 いつもの天使の微笑みを浮かべられると頭は上がらない。
「うん、りっちゃんで僕、しちゃうね……」
 それでも収まりきらぬ気持ちを慰めようと、幸太は熱心に彼女の身体を求める。
「ん、ふわぁ……コータ、やっぱりすごいね。エッチしたことあると違うんだね」
 もう誤解を解く必要も無い。既に一人の女を抱き、そして快感をもたらしたのだから。
「りっちゃん、僕、もうすぐ……」
「うん。ふぅ、ふぅ……、コータ君、ゴールインまであと、五秒? 四秒?」
 カウントダウンを始める里奈には悪いが、二秒と保ちそうに無い。
「あ、出る! うくぅ!」
 里奈の頼りない肩を力強く抱きしめる。爪はきちんと切っている。だが、あまりに強くしがみ付くせいで赤くなってしまう。
「わ、おっきくなった! 熱い、すご、なんで、里奈の中ですごく熱いよ」
 ゴムが破けてしまったのだろうか?
 例えそうであったとして、彼にまとわりつく快感が避妊を軽く扱わせる。
 射精するたびに亀頭が肥大し、回を重ねるごとに萎んでいく。その最後のときまで里奈は熱い襞で包んでくれた。
「はぁ……コータ、イッタね」
「うん……」
「ねえ、赤ちゃん、出来るかな?」
 もしゴムが破けていたら……、例えそうでなくても可能性は常にある。カラフルなハコの側面には過信をしないよう、赤字で注意書きが添えられているのを覚えている。
「そしたらどうしよう」
「コータと結婚する」
「そう? それもいいね」
「うん。そして二人でお食べ物屋さんをするの。コータが板前さんで、里奈が女将だね」
 彼女らしい可愛らしい夢だが、高校生の見るものでもない。ただ、彼女は進路希望に調理師専門学校を記入していたのを考えると、あながちただの妄想でもない。
 ――りっちゃん、もしかしてそのつもりで……? そんなこと無いよね?
 おかしな妄想をしてしまう幸太だが、それは考えすぎと自分を笑う。
 ようやく身体を離すと、彼女の秘裂からぬるりと陰茎が抜ける。その先っぽは不自然にだらりと垂れる白い塊が見える。
 何事かと目を疑う幸太だったが、里奈が楽しそうに先っぽを突くことで、それがゴムであることを思い出す。どうやら破けてはいなかったらしい。
 ほっとする反面、彼女との結婚が遠のいてしまったことが寂しくもある。
 ゴムを外すも部室に捨てるわけにもいかず、ティッシュに包む。
 床に脱ぎ散らかされた制服を里奈に渡し、幸太もズボンを穿く。部室にはすえた臭いがこもるが、今更誰が来ることも無いだろう。換気はせず、床に垂れた行為の残滓を拭き取り、それも一緒にビニール袋に入れる。
 黙々と作業していると、先ほどの交歓が嘘のように思えてくるが、赤くそまるティッシュをみると、にわかに興奮を覚える。
 ――僕、りっちゃんとしちゃったんだ。なんか、気持ちよかったのに、変な気分。僕、何か変わったかな?
 快感と満足感に浸りながらも、幸太はどこか苦い気持ちを覚える。 
 それを大人の味なのだと無理矢理結論付けるが、真の理由に気付くのはまだ先の話。

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