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07

「うわぁ、すげー。柚子ちゃん精子好きなんだ。それならさ、俺のものませたげるよ」

 五番手は井原克也。彼のは太く長いが、いやに臭い。
 つんとしたアンモニア臭は誰でもしたが、彼のは一際強く、咥えるなどもっての他だ。

「ねぇ、東原先輩のも舐めていいれふかぁ~」

 まだ相手をしていない東原圭吾の陰茎を見つめて井原のを手で扱く。
 彼のはしっかりと向けており、綺麗なピンク色の亀頭を見せていた。おそらくそう酷い臭いもしないと予想した柚子の、ぎりぎりの抵抗だ。

「さっすがやりマンマネージャー。しっかり頼むよ」

 気をよくした東原は彼女の前に分身をそそり立たせて仁王立ち。
 思ったとおり、匂いの強くない圭吾のそれをねっとりと咥え込み、舌でゆっくりと舐めあげる。

「あぐんむ、ちゅ、んぶぶぅ……んべろ……れろれろれろ……」

 舌先で丁寧に肉茎を舐めあげ、柔らかい亀頭を唇で強くはさむ。すると東原は痛いのか、「くぅう」と情けない声を上げる。しかし、先っぽからは粘つくものがあふれてきて、彼女の口腔内を侵していく。

「んぅんごく、ちゅ、べろ……ごくごく……んぅ……」

 早く終わらせたいが、その前に井原を終わらせる必要がある。彼のを根元までしごき、たまに唾液を掛けて、困った風の視線を向けて舌なめずりをする。
 井原はその表情にごくりと唾を飲んでいるから、効果はそこそこ。たまに腹筋がぴくりと動き、ぬりゅっと我慢汁が出る。それだけは舌でなぞってあげたが、咥え込むのはさすがに難しい。彼のは鼻先五センチで咽るほど匂いが強いから。

「おい柚子ちゃん、俺のも咥えてよ~」

 手でされているだけだった井原が耐えかねたらしく、情けない声で柚子を呼ぶ。

「まっれくらはいねぇ~、んちゅ、もうふぐれふからぁ~」

 東原は苦しそうに薄目で柚子を見る。先ほどから陰茎全体がびくびくうねり始めているところから、もうすぐいきそうなのがわかる。
 ころあいを見計らった柚子は口を離すと、今度はアンモニア臭のきつい井原のを咥え始める。
 手の感覚では、先ほどから何度も鎌首をびくびくさせていた。おそらくもう発射する数秒手前なのだろう。きっと童貞だろう井原なら、もう限界のはず。

「んじゅる、んじゅちゅぅ……ちゅばちゅば……ふむぅん」
「おお~、柚子ちゃんの口マンコ、ぬるぬるであったけ~、まじすげ、いきなり出しそう……」

 柚子は口を窄めて亀頭を強くなぶり、舌先のざらざらした部分で裏筋を舐め……、

「うっ、出る……」
「くそ、俺も……」

 ぴゅっと右頬にかかる。
 そして口の中にどろっと流れ込む。
 臭くてたまらない井原の陰茎をなぜか嘗め回してしまう柚子。
 尿道に残る青臭い精子をちゅと吸引し、唾液と一緒に床に垂らす。

 手の中でぴくぴくうごめく東原と、口腔内でびくんとはねる井原。

「ん、んぅ……ちゅぅ……」
「お、おい、柚子ちゃん、俺もう出したから、降参な。降参」

 井原は最初の勢いをなくした陰茎を彼女から無理やり奪い、ティッシュで拭う。

 ――あ、あれ……どうしてだろう?

 あれほど臭いと思っていた井原のを何故に追いかけてまで咥えていたのか?
 一種の錯乱のせいだと割り切り、喉にからまる精子を飲み込む。

 ――本当に終わるのかな……。

「ぐへぇ、っぺ……」

 頬を伝う精液を拭い、口腔内で絡まる痰のような汁を吐き出す。
 床を汚す精子と、急激にさめる身体。
 終わらせるために淫行に耽っていたときとはうってかわり、不安と後悔が訪れる。
 どうして自分から男を求めるのか?
 抵抗らしいこともせず、男を咥え、煽り、扱き、射精に導き、それだけに留まらず、自ら求めるようにすがり付いていた。

 ――違うの。違うのよ。これは違うの。うん、違うの。

 唇を拭い、差し出されたティッシュで口を拭い、口腔内に残ったものを全て飲み下す。

 無理やりな理性が戻ると今度は疑問がわいてくる。
 生臭い液を出す男の生理がわからない。
 女を汚して喜ぶ心情がわからない。

 こいつらは本当に人間なのか?
 これまで本当に、同じ部活でがんばってきたのだろうか?
 もしかしてこんなことをするために?

 渦巻く不安を思いながらも、現実はあと二本残っている。

「やべ、菅原が帰ってきたっぽい」
「おい、窓開けろ。その前に服着ろ、服」

 急にあわただしくなる部室内。どうやら顧問が外回りから帰ってきたらしく、こちらにも来ている様子。

 男達は柚子にタオルを投げると、ロッカーにあった雑巾で適当に床を拭き始める。
 それは粘液を伸ばしてしまうだけだが、何もしないで痕跡を見せるよりはましと、皆急ぐ。

「ほら、柚子ちゃんも服着て……」
「は、はい……」

 なかばやけくそになっていた柚子だが、今の姿をさらなる他人に見せるのは辛いといわれるままに服を正す。

「おーっす、いるのか?」

 菅原が陽気な声とともに部室のドアを開ける。

「うっす、お疲れ様です」

「うっわ、暑いな。すまんがちょい入る気になれないな」

 部室一杯のいがぐり頭に気おされた菅原はドアを開けるだけで入ろうとせず、代わりに一人ひとりを手招きして何か書類を見せる。
 おそらく進路に関わることなのだろう、皆うってかわって真剣な表情になる。

 ――なによ、人にこんなことしておいて……。

 柚子は釈然としないまま、見つからないように蹲っていた。

~~

 ――今日のことを話したらどうなるかわかってるな?

 柚子は菅原に何も言わなかった。
 ありきたりの脅し文句に屈したわけではない。
 白球を追いかける博之の背中を守りたい。

 ぼろぼろになりながら、汗だくで砂まみれになっていても、まだ走ろうとする彼を見つけたからだ。

 ――博之、私のために、ごめんね……。

 まだ立ち上がり、残りのノルマを果たそうとする彼を、柚子は止めようとしなかった。

続く

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