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「よし、休憩……、お前らストレッチ始めろ」

 真一の号令に部員はほっとした様子でストレッチを始めだす。
 普段瞬発力で腕立て伏せをしていた一同は、腕に残る鋭い痛みを我慢しながら、伸びを始める。

「あれ、先輩、マネージャーは?」

 ストレッチを組む相手の居ない幹夫は時計を見ている真一の声を掛ける。
 先ほどからどうも上の空の真一だったが、圭吾が何かを伝えにきたとき、妙に嬉しそうになっていたのを覚えている。

「ん? ああ、今買い物行ってもらってるわ。なんだか差し入れを出すとかでな」
「そうなんすか?」
「ああ。こんな暑い日にがんばってるお前らにジュース奢ってやるんだよ」
「まじっすかー!」
「やった!」

 思いがけない展開に喜びの声が上がる。

「先輩、そんなことよりもスポーツドリンクのほうがいんじゃ……」

 幹夫の感じた違和感。
 運動中の水分補給は計画的にとるのが常。そもそも、先ほどまでは一口の水分ですら許されなかったというのに。
 普段の練習前には必ずマネージャー達が給湯室でスポーツドリンクを造ってきてくれる。粉末状のそれはあまり美味しくはないけれど、普通のジュースよりはずっと良いはず。

「いんだよ。俺らも飲むんだから。ほらほら、余計なこといってないで、お前もさっさとストレッチ始めろ、身体壊してもいいことないぞ」

 なかば無理やり言いくるめられ、幹夫はストレッチを終えた部員に手伝ってもらっていた。

~~

 締め切られたカーテン、薄暗い部室に複数の男子と一人の女子。
 女子はテーブルの上に座り、ジャージの下を半分だけ脱がされて股を開いている。
 薄い水色のショーツは中央が湿っており、シミをつくっている。
 その様子に男たちはゴクリと生唾を飲み込み、露出させたさきっぽからよだれをたらしている。

 コンコン……。

 ノックの後に部室のドアが開き、買出しに走っていた東原が袋片手にやってくる。
 ジュースとお菓子、それに紙コップ。他に……、

「先輩……本気ですか……」

 薄さ〇.〇二ミリのゴム、十二包入りの小箱。
 童貞らしい勝則はつけ方に悪戦苦闘しており、見ていておかしくなる。けれど、その矛先が文字通り自分に向いている以上、笑っていられなかった。

「いいじゃん、別に初めてってわけじゃないんでしょ?」
「そうだよ、どうせ毎日博之とやってんでしょ? いいじゃん、俺らともやろうよ」
「いや、やめてください。考えなおしてください!」

 逃れようにも出口は逆方向。せめて顔を背けるも、ジャージで足をとられ、縺れてテーブルに突っ伏す。

「おい、押さえておけよ、暴れられたら困る」

 足を引きずられ、テーブルに上半身を押さえつけられる格好になる柚子。
 せめてもの優しさとばかりにタオルをしいてくれるが、慰めにもならない。

「ふふぅ、後ろからが良かったんだ……」

 勝則の手が彼女のお尻に触れ、ショーツがゆっくり脱がされる。
 あらわになるぷりっぷりのお尻はシミ一つなく、縮れた陰毛に隠された割れ目はやや色濃くなった大陰唇と、そこから垣間見えるピンク色の肉壷。

「うわ、濡れてね?」
「そりゃそうだろ、柚子ちゃん淫乱だもん」

 日中に少し汗をかいた。ただ、割れ目から溢れる粘液はねばつき、男のそれとはやや性質が違うものの、異性をひきつける効果はある。
 けれど認めたくない。だが、事実、こうなることを予想したせいで濡れている。
 昨日の行為は悪夢に他ならないのにだ。

「柚子ちゃん、俺にも高校生活の楽しい思い出ちょうだいね~」

 濡れていない割れ目にぬるりとしたものがすべる。

「ひぃ!」

 ぶよぶよした感触と熱いモノ。勃起しているわりになよなよしたそれは、彼女を貫くことができず、入り口で立ち往生。

「ん? あれ? なんで……っくそ、はいらね……」

 童貞であるがゆえに行為に戸惑う勝則を他の部員が哂う。むきになるも、ぬるっとすべり、淡い快感でもだえるだけ。
 その間、柚子は両腕と肩を押さえつけられ、切ないイジメに「くふぅん」と鼻を鳴らすだけ。

続く

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