雄二がふがいない勝則を後ろにやると、彼は中指と薬指を彼女の秘裂に差し込む。
噂では学年、学校を問わずに女子を食い散らかしているという雄二が、その経験をもとに柚子の身体を触診しはじめる。
「ふぅ、ふぅ~ん、ひゃぁ~ん!」
いきなりの挿入にもかかわらず、柚子は甘ったるい声を出してもがきだす。
その急な動作に、押さえていた圭吾と井原は逃がさないとばかりに強くテーブルに押し付ける。
マネージャーの明らかに感じているしぐさに、皆沸き立ち、その後の展開に目を輝かせる。
彼は得意のゲームでもやるように、指をにゅくにゅくと動かし、「お? ここ? ここいいの?」と楽しそうに聞いている。
「いいか? 女ってのは複雑だからな……、無理やりいれようってもダメなんだ……」
彼はさも知ったような口調で得意になり、彼女の中をぐりぐりといじる。
「ん、んぅ、だめぇ……そんなに、ぐりぐりしないでぇ……」
せめて耐えてみせると思っていた柚子だが、かつての経験が仇となり、暴漢のその愛撫に感じてしまう。
「んっ、んっ、あぅ……ふわぁん……やぁ、くぅ……らめぇ……」
もぞもぞと蠢くそれは卑怯者の指。けれど、肉体はそれを無機質に捉え、ただ事実のみを全身に伝えてくる。
――やだ、きもひぃぃ……、どうひれ……らって、わはひ……。
脳内ですらろれつの回らなくなった柚子は半開きの唇からよだれを垂らし、たまに激しく身体を捩るが、それは抵抗ではなく反射。もう心配ないだろうと腕の戒めから開放されると、彼女は親指の爪を噛んで雄二の悪戯に耐える。
「柚子ちゃんのここ、けっこういんじゃね? 締まり具合とか絡みつき方とかすげえわ……」
感心したように呟かれても嬉しくない。けれど……。
「先輩、もう……もう……やめて……」
テーブルにつっぷしながら、柚子はちらりと雄二を見る。
濡れた瞳と親指をちろりと舐めるしぐさ。せわしなく「はぁはぁ」とわざとらしい呼吸。
「んぅ、やらぁ……、変なとこ、さわらないれ……。いくぅ!」
柚子の身体がビクンとゆれ、小刻みに肩が震える。
「もういいぞ、離しても」
雄二は彼女を押さえつけている井原と圭吾を制す。
「だって、抵抗されたら」
「大丈夫。柚子ちゃん、今軽くイッタばっかだし、逃げないよ」
雄二の言うとおりに彼女を放すと、柚子はがくっと膝を曲げるだけで、特に逃げようとはせず、ぴゅりゅっと割れ目から半透明の粘液を零す。
「うお、まじで柚子ちゃん、イッタの?」
「いやぁ、いわらいれぇ……」
衆人環視の中で快感に達する羞恥と、いまだ雄二の指に玩ばれている自分。そのせいで彼女は顔を上げることもできず、ただテーブルにしがみついていた。
続く