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ポートセルミ編_その十

「んむ……ちゅ……ぁむ……ふぅ……んふぅ……」
「アルマ……ふむ……ちゅ……んむ……ちゅ……」
 部屋に入るなり、ドアを閉めるのが早いか、リョカは彼女の唇をふさいだ。アルマもそれに応え、彼を求め、抱き寄せる。
 絡み合う舌先、食後に飲んだフルボディなワインの苦味が残る。ざらつき、ぬめり、滑らかに絡み合う二人。カーテンも閉めず、月明かりに覗き見されながら、唇を交わす。
 唾液から苦味が消え、滑らかになったころ、ようやく口を離すと、とろ~りと伸びる唾液が唇同士を結ぶ。
「アルマ……離したくない!」
「リョカ、私だって……」
 それが重力に断ち切られるより早く、再びリョカは彼女を抱き寄せ、唇を押し付ける。
 二度目のキスは目を瞑らずに、アルマのしっとりと濡れる瞳に見つめられながら、リョカは瞬きすら惜しげに彼女の唇をむさぼる。
「んむ、ちゅ……あん、激しいの……。リョカったら、そんなに……」
「君が欲しいから、時間が惜しいんだ。僕はどうしたらいいのか、君をどうしたいのか……あむ……ちゅ……ちゅっちゅっ……んふぅ……」
 彼女の背を抱え、どさっとベッド押し倒す。リョカは慣れない礼服のもどかしさを覚え、シャツのボタンも上から三つまで外して、あとは力任せに脱ぎ捨てる。
 アルマはショールを脱ぎ捨て、ドレスの胸元を戒めるリボンを緩める。きっとこの不器用な男では外せないだろうと笑いながら。
「ああ、リョカ……。貴方……こんなに傷だらけになって……」
 たくましい肉体にはいくつもの痣が刻まれている。それが彼の過去を雄弁に物語っており、アルマはその傷を指先でなぞり、痛ましそうに瞳を細める。
「アルマ、僕は……僕は……」
 リョカは興奮で震える手を彼女の胸元に伸ばす。ドレス越しに触れるアルマの乳房。彼の大きな手にもはみ出る大きさのそれは、触れると先ほどのデザートに出たプリンより強い弾力を返す。
「あん……えっち……」
 むにゅむにゅと揉みしだくリョカ。アルマはその行為に恍惚を覚え、顎を見せながら小さく呻く。
「我慢が出来なくて……」
 リョカは次第に彼女へとのめり込み、完全に覆いかぶさる。
「そう? じゃあ、どうするの?」
 アルマはイタズラっぽくそう言いながら、彼の背中に爪を立てる。好きだといわれた誇らしい指で彼をかきむしり、気持ちを鼓舞する。
「わからない。でもとにかく何かしたいんだ。アルマをめちゃくちゃにしたい……、どうすればそれができるのかわからなくって……!」
 ただがむしゃらに身体をこすり付けてくるリョカに、アルマは戸惑いを覚える。
 キスを交わし、気持ちを交わした二人がベッドの上ですることなど一つしかない。それは子供のけんかのように引っ付くことではなく、もっと素敵な行為のはず。
 彼女自身、知識として本で読んだ程度だが、リョカの行為の行き着く先にそれがあるとは思えない。
「リョカ? ちょっと……」
「なに? アルマ? 僕が嫌なのかい?」
「違うわよ……、ねえ、この後どうする気?」
「この後? 僕は……どうすれば……」
「えと、まさか貴方、童貞?」
「ドウテイ? 何? それ……」
「え……」
 アルマはきょとんした様子で彼を見つめると、そっと立つように胸を押す。リョカはまた何か失礼なことをしたのかと思考を巡らせるが、何も思い当たらない。
「ん~と、その……。女の子とこんな風な雰囲気になったりとか……ないの?」
 前と違い、アルマはリョカの胸元に頭をもたげ、ズボンの股間で窮屈になっているそれを撫でる。
「アルマが初めてだけど……」
「そう……そうなんだ……、へぇ、意外……。貴方って小魚っぽいし、モテるかなって思ったけど、違うんだ……」
「振られることはあるけどね……」
「ふ、フン……。そう……」
 アルマはリョカに誰か意中の人がいたことが気に食わないらしい。けれど、今こうして彼と初めての時を重ねられるという運命的なことに、興奮していた。
「リョカ、立って。そして脱ぐ」
 アルマはベッドから立ち上がると、カーテンを敷き、彼に背を向けてドレスを脱ぎ、ブラを外す。
 リョカもそれにならい、ズボンを脱ぎ、トランクスを脱ぐ。
 勃起したそれは浅黒く、先っぽの赤身がかった亀頭の先からぬめった汁を垂らしている。
 奉仕者として神殿に居た頃、夜に気持ちが昂ぶることがあった。性知識の乏しいリョカはそれをどうやって収めればよいのかわからず、ただただ目を閉じてイエティの数を数えていたものだった。
 ギルドの仲間からはそれを散々からかわれたが、結局収める方法はわからずじまい。なんとも不便な生理現象と悩んでいたものだった。
「ね、リョカ……、誤解しないでよ? 私、誰にでもこんなことする女じゃないんだから……」
 アルマはリョカの前に跪くと、勃起したそれを正面から見据え、真剣な表情で喉を鳴らす。
 そして……。
「あ……む……」
「うっ……」
 アルマがリョカの陰茎を咥えたとき、リョカは目をぐっと瞑り、顎をそらせた。
 彼女の突然の奇行、そして亀頭を包み込む生暖かく柔らかい口腔。初めての刺激にリョカはがくがくと膝を震わせる。
「あ、アルマ……、だめだよ。そんなことしちゃ……。そんなところ、おしっこするところで、汚い……」
「あむ、ぬちゅぽ、じゅずずる……んむあむむ……っ……ふぅん……はぁむ……ちゅっちゅ……」
 しかしアルマは一心不乱にリョカの陰茎を咥え、彼が逃げようとするのを下半身にすがり付いて引きとめる。
「アルマ、ダメだ……、そんなこと……いけない……」
「ん……んちゅ……はぁはぁ……なにがいけないことよ……。こんなに勃起しておいて……。あぁ~初めて見た……、男の人のってこんなに大きくて熱くなるんだ……。変なにおいするし、なんか私まで変な気分……」
 唾液と淫水でベトベトになった陰茎をしこしこと擦り撫で、先っぽからじゅくっと溢れたそれを唇で舐める。小さな唇を大きく見せようとしたルージュはそれに乱れていたが、時折彼を見つめる表情はリョカの心を強く揺さぶる。
「アルマ、ゴメン……、もっと……もっとしてもらっていいかい?」
 竿に唇を付ける彼女の肩に手をあて、懇願しだすリョカ。アルマは彼の切なそうな表情を見て、焦らすことが可哀想と精一杯口を開き、彼を包み込む。
「ああ……」
 リョカは前傾姿勢になると、右手で額を拭い、左手で彼女の頭を抑える。
 苦しさを覚えるアルマは鼻息を荒くしながら、必死にリョカの求めに応えようと頭を上下させる。
「んじゅぷくちゅ、じゅぷぷじゅっちゅっちゅっちゅ……、んふぁ……はむ、ちゅっぷ……れろれろ……ちゅ……」
「ああ、アルマ、僕、もう……」
 下半身、竿の根元で大きくなる気持ち、爆発しそうな気持ちとそれを煽る快感に、リョカは全身を強張らせる。
「ん、きれ、いいの……リョカ、わたひの中れ……」
 アルマは彼のお尻を撫でながら、頬をきゅっと窄める。
 柔らかな頬肉が彼の亀頭に温かさをくれたとき、限界に達した気持ちが爆ぜる。
「あっ……あぁ……」
 ぴゅっと尿道を走る感覚がした。それは快感を伴い、自覚の外での行為に感じられた。
「ん、んぅ……ふぐぅ……げほ……」
 亀頭の先から迸る熱いモノに、アルマは咽る。
「あ、アルマ、大丈夫……」
 リョカはカクカクとなる腰をいたわりながら、アルマを気遣うように言う。けれど、右手は彼女の肩を強く握り、逃げを赦さない。もっとも彼女も最後まで性の解放に付き合うつもりらしく、咽ながらもごくごくと喉を鳴らし、リョカの律動が収まってから、亀頭にちゅっと口付けをして離した。
「アルマ……はぁはぁ……」
「んぅ……もう、リョカったらすごい濃いのね……」
 飲み込めなかった迸りを手のひらに出し、ハンカチで拭う。
「ゴメン、一体なにが起きたのか、全然わかんない……とにかく、すごく気持ちよかった……」
「うふふ……よかった……」
 にこっと笑うアルマ。化粧は汗と唾液、リョカの出した淫らな汁、液で汚れて乱れている。リョカはソレを見つめていると、鼻先でちかちかときな臭さのようなものが起こり、そのまま彼女を抱きしめる。
「ちょ、ちょっと……顔ぐらい拭かせてよ……」
「アルマ! アルマ! 大好きだ。君が好きだ!」
「何? もう、エッチなことしてあげたら好きなの?」
「そうじゃない。君と離れたくない! 君ともっと、何かがしたいんだ!」
「あせらないの……ね? ドウテイ君……」
 アルマはリョカの鼻先をチョンと突くと、駄々っ子を慰めるように頭をなで、その戒めから抜ける。
 手近なタオルで乱暴に顔を拭き、ベッドに座って脚をエムの字に開く。
「ね、リョカは私のここ、舐められる?」
 黒で縁取られたピンクのショーツ、中央が滲んでおり、酸っぱい臭いを放つ。
「ここって、ここでいいの?」
 リョカは獲物を狙うキラーパンサーのように四足で這い蹲り、彼女の股間へと顔を近づけ、ペロンと舐める。
「あん……んもう……、リョカってば本当にお行儀悪いのね」
 彼女の甘い声と微笑みながらの見下げる視線に、リョカはごくりと唾を飲む。そして、唇だけで布を噛み、舌先で隠された箇所を舐める。
「ん……んっ……んぁ……もう……リョカのスケベ……。下品よ……。パンツぐらい脱がせてよ……」
「うん……あむちゅ……れろ……」
 リョカはその姿勢のまま片手で無理やりショーツを脱がせようとする。
「あん、これ気に入ってるんだから……。リョカだって可愛いと思うでしょ?」
「わかんない。わかんないよ……。僕にはアルマしか見えないんだ……」
 顔を上げて切なげに彼女を見つめるリョカ。勝負下着を用意した手前、無視されるのは悔しいが、真摯な瞳で見据えられてはくすぐられる気持ちがある。
「馬鹿言ってないで、さっさと舐めるの……」
「うん……! あむちゅ、べろべろ……じゅば……じゅず……ず、ごく……ん、はむちゅ……ちゅ……」
「あ、あん……、ん、やだ……うそ……こんなに、こんあにはげしいの?」
 暗がりの部屋、かすかに見える輪郭。
 丁寧に剃刀が入れられているらしく、すっきりとソレはこんもりと丘のように見えた。
 初めて見える割れ目は涎と奥から溢れてきた蜜でねたついている。その上のあたりにぷくっとしたモノがあり、それを舌先で転がすとアルマは喜んでくれるようだった。
「うふ……うふふ……あぁ……リョカが、私のあんなところ……。なさけない……、まるで犬ね……あぁ……なにこの感じ……」
 アルマはリョカの後頭部をむんずと掴むと、せがむように力を込める。
「アルマ、んちゅ、ずじゅずじゅ……じゅぷ……ぺちょぺちょ……んふぅ……はぁ……アルマ……ふぅ……」
 リョカはため息交じりに彼女の縦スジを舐めあげ、その割れ目に沿って舌を這わせる。
「あぁあ、ああ、あ、あ……」
 それが功を成したのか、アルマは背筋を逸らせると、彼に倒れ込んで上半身をかくんかくんと揺らし始める。
 先ほどの彼の恍惚のときと同じ様子に、リョカはそれでも彼女への奉仕をやめようとしない。
「ん、ダメ……だめなの……ね、リョカ、もう、おしまい……ね? いい子だから……あん……やぁ……ひぅ……」
 ぷぴゅっと割れ目から汁が飛び出て彼の顔を汚す。アルマはリョカの上で咽ぶように息を荒げ「お願い、お願い」と何かを懇願していた……。

続く

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