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……タイッ!?_05

告白

 貧弱というイメージが強い男子だが、自慰を覗き見したときの半身を見ればそれも偽りだとわかる。また、逃げる二人を抱え上げ、部室へと連れ込んだことから、獣のフシもあるわけで、隆々と勃起するそれから滴る淫液は獲物を前にして舌なめずりをしている風にも見えた。
「えっと、皆、とりあえず前、しまったら? 風邪ひいちゃうよ」

 この期に及んでまだ平和な口調の愛理には、どこか感心してしまう。
「どうせこいつらバカだから風邪なんかひきませんよ」
 強がる里美の声も、どこか弱々しさが見られる。
「あのさあ、先生、なんで俺らのオナニー覗いたの?」
 男子のリーダー格である田辺悟が愛理の顎を持ち上げて言う。さながらドラマや映画の悪役の仕草だが、どことなくぎこちない。おそらく真似をしているのだろう。
「それは、だって、皆が放課後に良くないことをしてるって聞いたから……」
 それでも愛理を怖がらせるには充分だったらしく、彼女は里美のほうをちらちら見ながら、請うような表情をする。
「ふーん、なるほどね。香山がチクったわけか……」
 ニキビの目立つ髪の生え際を掻きながら、イヤラシイ哂いを浮かべる悟。がまがえるを連想させる平べったい目と口、輪郭には生理的嫌悪感を抱かせるのに充分な威力がある。
「なあ、どうすんだ? サトチン」
「ん? あ、ああそうだな。俺らも恥ずかしいとこ見られたわけだし、ここは一つ、先生たちにも恥ずかしいところを見せてもらおうか?」
「な、何を言ってるのよ! あんた達が勝手にオナニーしてたんでしょ! ふざけないでよ!」
 理不尽な提案に不快感を一層強めた里美は、唾を飛ばしながら叫ぶ。
「ふんだ。あんた達のこと体育の新井に言ってやるんだから。そうだ、教頭先生にも言おうかな。そしたらただじゃ済まないかもね。最悪退学かもよ?」
 唯一の切り札である告げ口もどこまで効果があるというのだろうか? そもそも行使するのにこの場所を脱する必要がある切り札では、順序が一手遅いのだ。
 そして当然それは悟も知ることであり、その証拠に眉一つ動かすことなく、ただ喚かせるだけにしている。
「いまから言い訳でも考えてたら? ほら、先生、行きましょ!」
 捲し立ててその勢いで逃げだす。安易な作戦だが、今時間帯、都合よく人が通るとも思えない。
 里美は愛理の手を取ると、そそくさと出口を目指す。
 しかし、当然ながら入り口に立つ真吾と和彦が立ちはだかった。
「どいてよ。この包茎野郎!」
 体格の良い真吾に噛み付くことも出来ず、まだ下に見ることのできる和彦を押しのけようとする里美だが、
「あら、そんなこといっちゃ可哀想よ」
 意外なところから擁護の声が出る。
「佐伯君は少しだけ成長がゆっくりなのよね。すぐに大きくなるし、オチンチンの皮だって剥けると思うよ」
「……そうですか?」
「うん」
 この状況下にあってまだ和彦に興味があるのか、愛理は彼の逸物と表情を見て、にっこりと笑っている。
「先生、佐伯はさ、先生のこと好きなんだよ。だからさ、色々教えてやりなよ」
 下卑た声が後から飛んでくると、童顔の和彦は真っ赤になりながら俯いてしまう。
 短距離走を選択している和彦は、中学の頃に県大会で記録を出したほど。桜蘭高校に通うようになってからは、指導力の無い顧問の下では記録を伸ばせずにいた。
 それでも彼は愛理を慕っていた。
 明らかな素人である愛理に対し、何度もフォームの確認を頼んだり、ミーティングでは必ず前の席に座り、積極的に関わろうとしていた。
 彼が愛理を好きなのは、部員なら誰でも知っている事実。
 知らないとすれば、おそらく……。
「あら嬉しい。部員に好かれるなんて、顧問として光栄だわ!」
 手を叩いてはしゃいでいるピンクのジャージ女ぐらい。
「センセ、そうじゃないよ。和彦はさ、先生のことを好きなんだとさ」
「え? それって……どうゆうことなの? 和彦君……」
 急に声のトーンが下がる。モジモジ成分が付加された声色は同性からすると、はっきり言って耳障り。それも年増のもうすぐ嫁き遅れといわれる世代になる彼女から発せられると、悲壮感あいなって虫唾が走るほど。
「先生、そんなことより、もう行きましょ」
 里美が真吾に腕を掴まれて身動きを取れないというのに、今頼れるはずの愛理は逆に和彦を掴んで離そうとしない。
「先生、和彦君の気持ち、知りたいな……」
「先生、愛理先生、俺、先生のこと、その、すっごく、前から、すごい気になって……」
「オナニーも全然しないもんな」
 背後からやはり野次が飛んでくる。
「なんでしないの? どうして?」
 理由もわかっているというのに掘り下げようとする愛理は、遅れてきた思春期の発情を謳歌しているようにも思える。
「ねえ、どうして?」
 跪き、彼を見上げるようにする愛理。
「先生のこと……先生で」
 和彦は目を逸らし、部室の壁を見てぼそぼそと呟きだす。
「私で?」
 逃すまいと獲物を目で食う愛理。
「先生でしたかったから……」
 観念したのか、恥ずかしい告白を始める餌。
「何を?」
 生唾を飲み込みながら追い込み……。
「その、オ……、ナニーです……」
「ふーん。そうなんだ……」
 満足したのか長いため息を着く。
「そういうの、男の子ならしょうがないよね……」
 そういって愛理は先っぽが捲れかけた陰茎に触れる。
「あうっ!」
 人差し指が触れた途端、和彦の上半身が丸まり、代わりに包茎のそれがニ、三度上下し、白く濁った、粘り気のある汁を撒き散らす。それらは勢いよく愛理のピンク色のジャージの胸元に着地し、ねっとりと垂れ、白い糸を伸ばす。
「う、うぅ……あ、あ、あぁ……、先生、僕、ご、ごめんな……うぅ……」
 活動後の自慰会の途中だったせいなのか、興奮状態にあるペニスは抑えが効かず、さらに想い人による予期せぬアシストのおかげで童子の貞操は泣き出してしまったのだろう。
「すごい、こんなに出るんだ。それに、変な匂い……、男の子のセーエキ、変なの……」
 ネームプレート付近に垂れたそれを掬い、こね回す愛理。小さな鼻に指先を近づけ、フンフンと匂いを嗅ぎ始め、首を傾げる。そして……。
「あっ!」
 快感に朦朧とする和彦の目の前で、愛理はその指を舐め取る。
「先生、そんなの汚いよ。あ、ティッシュティッシュ。香山さん、持ってない?」
 慌ててティッシュを探すにも半裸の下半身にはポケットはなく、状況も忘れて里美にすがる。
「やだ、変なものぶらつかせながら来ないでよ。ティッシュなら……、これ使いなよ」
 里美はカウパー腺液を垂らしながら歩み寄る和彦に眉を顰めながらも、傍にあったトイレットペーパーを渡す。
「ごめんなさい、ごめんなさい……」
 ジャージに付着した青臭いザーメンを拭いながら、和彦は何度も謝る。
「あん、和彦君、いまオッパイ触ったでしょ?」
「え、そんなこと……はい、すみません」
 ザーメンは胸元を中心に飛び散っており、必然的にオッパイにも触れることとなるわけで、彼女を想う和彦が下心を出したところで、それは当然。
「ねえ、なんで触るの? ねぇ、ねぇってばぁ……」
 跪く姿勢から立ち上がり、和彦の眼前まで顔を近づける愛理。その大胆な行動からはとても処女と思えず、むしろ年下の男の子を誘惑する歪な趣味の持ち主にも見えた。
「それは……だって、拭かないとシミになるし……」
「シミ? 何がシミになるの?」
 そういって顔を近づける。
「だって、精液が、先生に……」
「なんで射精しちゃったの?」
 さらに近づくと、鼻の先っぽが触れ合う。
「先生が、ハム、触ったから……ふぅ……」
 喋るたびに唇が触れあい、たまに赤く蠢くものが見える。
「私が……触ると……ちゅ、射精しちゃうの? んぅ……、それじゃあ、部活のときとか……ちゅぅ、ヒドイんじゃない?」
 舌先を絡ませあい、露骨なキスを始める二人に、男子部員も里美も魅入ってしまった。
「先生、キス……んぅ、しちゃってるよ……むぅちゅ……、先生の、僕、ファースト……キス、なのに……」
「嫌?」
 唇を離し、オデコをちょんとぶつけて視線を合わす。
「う……、嬉しいです……」
 頬を朱に染めて俯くのもギャラリーにしてみれば予想の範囲。そして続く行為にも……。

続く

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