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……タイッ!?_12

やっぱりコワイ!?

 部室に荷物を取りに行ったとき、悟に声をかけられた。
 オシッコのようなショッパイ臭いを感じたが、気にしない振りをして応じた。
 彼は先生が呼んでいたからと手招きし、そのまま視聴覚室へと誘われた。
 明かりも無く、カーテンが引かれた教室には誰も居らず、その青臭い下心が容易に見て取れた。
 背中を押され、中央によろけると、背後でドアの閉まる音がした。
 ――あたし、レイプされちゃうのかな?
 この後に及んでまだどこか期待する気持ちがあったのは、幸せなことなのだろうか?
「なあ、お前誘ってんだろ?」
 悟の歪な笑い顔は生理的に受け付けそうに無い。それでも目を瞑ればなんとかなる。
「理恵さん。いっつも俺たちにお尻見せ付けてくるもんな」
 真吾は図体のわりに気が弱そうな雰囲気があり、男気というものが感じられない。だが、アレのほうはしっかり硬くなっているのだろう。
「俺、もう我慢できないよ……早くやっちゃおうよ……」
 誰かの後ろについて回る和也は金魚の糞という印象。脅せば引っ込むだろうと楽観視。
「別に、誘ってなんかないよ」
 理恵の場合、身体の発育が何故かお尻に集中していた。少し前までは大きな丸いお尻はコンプレックスに過ぎなかったが、あるイタズラをきっかけにそれは自慢へと変身した。
 イタズラの内容は簡単で、男の子の前でブルマを直すという程度。その時、ショーツを少しだけ見せること。男子の視線が下がっているのを確認したら「エッチ」と笑ってあげればいい。ただそれだけで二人ほど告白してくる馬鹿もいたのだ。
「理恵さんってエロイ体してるよな……」
 真吾の手がお尻に伸ばされると、理恵は反射的に避けようとする。しかし、背後に回った和也に肩をつかまれ、身動きを封じられる。
「ひぅ……」
 指先が触れた瞬間、寒くもないのに体が震えた。
 元彼に触られたことを思い出すも、あの時は興奮と羞恥のせいでただ舞い上がっていた。
 同じ指先ではない。力加減も違う。恋愛感情も無い。
 だから不快。
 しかし、疼く。
 それが不思議だった。
「可愛いなあ、理恵……」
 悟は遠慮することなく、発育不全の胸を触り始める。
 部活の後、たまにブラを忘れる理恵は、このタイミングでもしっかり忘れていた。
「お、すげー、ノーブラじゃん」
 ブラウス越しに感じる弾力と乳首のふにっとした感触に悟は興奮し、わしわしと弄るようにしだす。
「ん、や、やだ……あんまり乱暴にしないでよ……」
「マジでブラしてないの? やっぱり理恵さんエッチなんだ……」
「そんなことないよ。ブラするの忘れただけだもん」
 抵抗しようにも二の腕を掴まれ、おまけにうなじを舐められる。急ぐあまりシャワーをしないできたから、きっと和也の舌は乾いた汗を……。
「理恵さんの……、すげーショッパイ。汗臭くって、なんか良い……」
「ちょっと、女の子に向って臭いとかありえなくない?」
「だって、本当に臭うし……」
「ムカツク! もう帰る! 放しなさいよ!」
 比較的ひ弱な和也なら楽に振りほどける。しかし、お尻を楽しむ真吾とオッパイを弄る悟は?
「おっと、どこ行くつもりだ? わきまえろよ」
 男子の力にかなうはずも無く、多勢に無勢の状況では活路も見出せない。
「何がわきまえろよ。ばっかじゃない? あたしはねえ、アンタらみたいなデリカシーのない男の子と遊ぶつもりは無いの。ほら、どきなさいよ!」
 真吾の肩を突き飛ばそうと手を出すも、悟にぎゅっとつかまれてしまう。
「い、痛いってば、放してよ。お願いだから放してよ」
「逆らうなよ。抵抗しなけりゃ気持ちよくあそべるんだしさ……」
 カチャカチャと金属音。そしてずささと衣擦れの音。
 暗い教室に差し込む廊下の光でも充分にわかるほど膨らんだ彼等の股間。
「ちょっと、そんなのって……」
 ――あーあ、やっぱりされちゃうんだ……。
 儚い抵抗も無駄と知り、理恵はぺたりと尻餅をつく。
「ふん……わかったわよ」
 ――どうせされちゃうなら、気持ちよくしてもらいたいな。
「シタイならすればいいじゃん? でも、ヘタクソだったら怒るからね」
「へへ、話がわかるじゃん」
 理恵は寝そべると脚を開き、飢えた獣達と目を逸らそうと部屋の隅を見る。
 悟はその太腿を嘗め回すように触りだし、取り巻き立ちも左右の乳房を乱暴にもみだす。
「すげー、さすがホンモノ。やべ、出ちゃいそう……」
「やっぱり初めてなんだ。笑っちゃう……」
「うっせー、お前みたいなヤリマンと違うんだよ」
 ――ヤリマンだなんて失礼ね……。そんなに遊んでないもん。
 スカートが捲られるとショーツが顔を出す。練習中の汗で蒸れてよれよれになった格好悪いショーツを見られるのは別の意味で不快だが、されているという意識が彼女の鼻息を荒げさせた。
「なんだ、あんますごくないな……」
「なによ、その言い草。いっとくけどね、本当はもっと可愛い下着あるんだからね! あんたらにはもったいないから見せてあげないけど」
 精一杯に強がりだが、男たちは意に返すことなく、布を剥がそうと、太腿に手を当てる。「すげ、なんか変なにおいしてきた……これが女の匂いなのかな?」
「さあな……、ん、んっと、よし……、脱がせたっと……」
 ピンク色のショーツがふくらはぎの辺りまで下ろされると、三人は目を皿のように開き、陰部を見ようとする。
 しかし、三人が影になり、目的のものが隠れてしまう。
「おい、明かり……」
「だって、誰かきちゃうよ」
「こねーよ、つかあるわけねえじゃん」
「いいよ、俺がつけてくる」
 真吾は立ち上がると、壁にあるスイッチを押す。
 パッと明かりが部屋中に広がると、突然理恵の中で羞恥心が甦り、スカートの裾で秘部を隠してしまう。
「なんだよ、今更怖気づいたのか?」
「だって、恥ずかしいじゃん。電気消してくれなきゃやー!」
 苛立ちながら裾を掴む悟と抗う理恵。その結末など火を見るより明らかだが、それでも彼女は抵抗する。
「んだよ、いつもケツ見せて男誘ってんだろ? 今更ブリッコすんじゃねー!」
「やぁ!」
 牙をむき出しに威嚇する悟に理恵は悲鳴を上げる。
 もう性への期待どころではない。今自分は強姦されかけているのだ。
 こんなことなら男子を挑発するべきではなかった。
 そんな後悔をしながら、目をぎゅっと瞑る。それでも滲む熱いもの。泣き喚いたら許してくれるだろうか? きっと口を塞がれるだけだろう。それなら涙を見せたくない。最後の意地は、弱気なところを見せないこと。それだけかもしれない。
「誰かいるの? ちょっと、鍵開けてよ。今声が聞こえたよね!」
 外からドアを叩く音と声がした。
「あ、マネージャーく……ふがふぐ……」
「伊丹さん? 伊丹さんいたの?」
 悟は理恵の口を塞ぐも、外にいる男子はそれに気付いている様子。
「伊丹さん、開けてよ。ねえ、どうして鍵を閉めてるの?」
「……ねえ、どうする?」
 弱気な和也が悟を見る。
「しかたねえ、おい理恵、俺たちは隠れるけどな、このこと黙ってろよ。もし話したりしたら犯すからな……」
 低い声で脅す悟に理恵はぶんぶんと首を振る。それを確認すると、三人は視聴覚準備室へと逃げ込んだ。

続き

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